冬のパン作りで「なんだか生地が硬い」「思ったより膨らまない」という経験はありませんか?
実は、その原因は乾燥かもしれません。
私はパン教室を運営していますが、冬になると生徒様から「教室では上手くできたのに、家だと失敗してしまう」という相談をよくいただきます。そして私自身も、何度も乾燥で失敗してきた経験があるんです。
加湿器をつけていても追いつかないくらい、冬の室内は本当に乾燥しています。 この乾燥がパン作りに大きく影響することを、多くの方が見落としているんですよね。
今日は、パン教室での実践経験をもとに、冬のパン作りを成功させる乾燥対策を詳しくお伝えします。この記事を読めば、あなたも季節を問わず美味しいパンが焼けるようになりますよ!

冬のパン作りで乾燥対策が必須な理由
乾燥した生地がパン作りに与える3つの悪影響
パン生地が乾燥すると、こんな困ったことが起こります。
- 生地の表面が硬くなり、膨らみにくくなる
- 水分が飛んでパサついた食感になる
- 生地全体の水分バランスが崩れて、焼き上がりに影響する
乾燥した生地は表面がカサッとして、触るとすぐにわかります。こうなってしまうと、どんなに丁寧にこねても、発酵時間を守っても、理想の仕上がりにはなりません。
なぜ冬は特に乾燥しやすいのか
冬の室内が乾燥する最大の原因は、エアコン暖房です。
私の教室も冬場はエアコンで温めているのですが、加湿器をつけていても乾燥が追いつかないんですよね^^; 特に注意が必要なのは、エアコンの風が直接作業台(パン生地)に当たる場合です。
風が当たると、生地の表面からどんどん水分が奪われていきます。あっという間に生地が固くなってしまうので、できれば作業場所を風が直接届かない場所に移動するのがベストです。
でも、それが難しい場合も多いですよね。だからこそ、発酵中の乾燥防止対策が絶対に必要なんです。
パン作りで乾燥に注意すべき3つのタイミング
パン作りの工程の中で、特に乾燥に気をつけなければいけないのは「発酵」の時です。
発酵は短くても1時間、長いと24時間以上おいておく場合もあります。この間、ずっと生地を乾燥から守り続ける必要があるんです。
一次発酵中の乾燥対策
ボールでの発酵時は濡れ布巾が効果的
一次発酵でボールを使っている方は、濡れ布巾を被せるのが一番簡単で効果的です。
やり方は簡単。こねた生地をボールに入れたら、その上から濡れ布巾をかぶせるだけ。これで生地の表面が乾燥するのを防げます。
ただし、布巾はしっかり絞ってくださいね。水が滴るほど濡れていると、生地がべちゃべちゃになってしまいます。
ホームベーカリーでも油断は禁物
「ホームベーカリーは蓋が閉まっているから大丈夫」と思っていませんか?
実は、ホームベーカリーの中でも冬場は乾燥してしまうんです。
私の教室ではホームベーカリーでこねて、そのまま入れっぱなしで一次発酵まで行うのですが、蓋を閉めっぱなしにしていても乾燥してしまうことがあります。ちょっと油断すると表面がカサッとしてしまうんですよね。
だから私は、時々蓋を開けて霧吹きをするようにしています。または、ケース全体に濡れ布巾を被せてから、ホームベーカリーの蓋をするのも効果的です。

ベンチタイム中の乾燥対策
一次発酵が終わったら、生地を分割してベンチタイムに入ります。この時も濡れ布巾を被せるのが基本です。
ベンチタイムは10〜20分程度と短いですが、この間にも乾燥が進みます。生地が固くなってしますので乾燥させないよう注意しましょう。
二次発酵中の乾燥対策が最重要
なぜ二次発酵では濡れ布巾がNGなのか
ここからが重要なポイントです。
一次発酵やベンチタイムでは濡れ布巾が有効でしたが、二次発酵では濡れ布巾を被せるのはおすすめしません。
なぜなら、せっかく綺麗に成形したパンに布がくっついて、形が崩れたり、生地がビヨーンと伸びてしまったりするからです。見た目も悪くなりますし、焼き上がりにも影響します。
じゃあ、どうするのか。
答えは、空間全体を加湿するんです。
オーブンレンジでの発酵時の加湿テクニック
オーブンレンジの発酵機能を使う場合、こんな方法があります。
- 庫内に熱湯を入れたコップを置く
- 定期的に霧吹きをする
「スチーム発酵」という機能がついているオーブンもありますが、正直なところ、この機能だけでは不十分なことが多いんです。
私がおすすめしているのは、10〜15分経った頃に一度庫内を確認すること。生地の表面を軽く触ってみて、カサッとしていたら、霧吹きまたは熱湯入りコップで対策してください。
霧吹きのコツは、生地に直接かけるのではなく、庫内全体にシャワーのように降り注ぐように振ることです。生地に直接かけると、生地が糊化して焼成時に膨らみが悪くなったり焼き色に影響したりします。

オーブンに発酵機能がない方へ:袋を使った簡単加湿発酵
「うちのオーブンには発酵機能がないんです」という方、安心してください。大きな袋を使えば、簡単に加湿発酵ができますよ!
用意するのは、30〜45リットルほどの大きな袋(ゴミ袋でOK)です。
やり方はこうです。
- 成形が終わった生地を天板に乗せる
- 天板ごと大きな袋の中に入れる
- 熱湯を入れたコップも一緒に袋の中に入れる
- 生地に袋が当たらないよう空気を含ませて口を縛る
これだけで、袋の中は暖かく湿った空気で充満します。まるで小さな発酵室ができたようなものですね。お金をかけずにできる方法なので、ぜひ試してみてください。
冷蔵庫での低温発酵時の注意点
「冷蔵庫の中だから乾燥しない」と思っていませんか?
実は、冷蔵庫の中でも乾燥するんです!
冷蔵庫で低温発酵させる方は、ラップやポリ袋でしっかり生地を包んで保管してください。密閉することで、生地の水分が逃げるのを防げます。
タッパーで発酵させる方法もありますが、中に空気が入っているため、水分量の少ない生地にはあまり向きません。フランスパンやバゲットのような加水率の高い生地なら大丈夫ですが、基本的にはラップや袋がおすすめです。

私がこの記事を書く理由
パン教室で何度も経験した「乾燥」という失敗
実は、私自身もレッスン中に乾燥させてしまったことがあります。
一次発酵の終わった生地を触ってみると表面が乾燥していたんです。乾燥しているところが内側になるように丸め直して、様子を見ていました。
その時は焼き上がりに影響することなく焼き上がりましたが、危なかったです(汗)
そんな経緯もあって、教室の生徒様にも、この知識を伝えるようになったんです。
乾燥対策は、パン作りの基本中の基本。でも意外と見落とされがちなポイントなんですよね。
だからこそ、この記事を通じて、一人でも多くの方に「冬のパン作りを楽しんでもらいたい」と思っています。
冬のパン作りを成功させる乾燥対策まとめ
発酵方法別・乾燥対策チェックリスト
それでは、ここまでの内容を発酵方法別にまとめますね。
室温発酵の場合
- ボールに濡れ布巾をかぶせる
- エアコンの風が直接当たらない場所で発酵させる
ホームベーカリーの場合
- 時々蓋を開けて霧吹きをする
- ケースに濡れ布巾をかぶせてから蓋をする
オーブンレンジ発酵機能の場合
- 庫内に熱湯入りコップを置く
- 10〜15分後に生地をチェックして霧吹き
発酵機能がない場合
- 大きな袋に天板と熱湯入りコップを入れて密閉
冷蔵庫低温発酵の場合
- ラップやポリ袋でしっかり密閉
- 水分の少ない生地は特に注意
乾燥のサインを見逃さないポイント
乾燥した生地は、表面を触るとカサッとします。 これが乾燥のサインです。
発酵中は、定期的に生地の様子をチェックする習慣をつけましょう。特に冬場は15分おきくらいに確認するのがおすすめです。
温度湿度計を使用することもおすすめです。

まとめ
冬のパン作りは、正直なところ「乾燥との戦い」です。
でも、正しい対策を知っていれば、季節を問わず美味しいパンが作れます。
- 一次発酵では濡れ布巾を活用
- 二次発酵では空間全体を加湿
- ホームベーカリーや冷蔵庫でも油断しない
- 定期的に生地の状態をチェック
この4つを意識するだけで、あなたのパン作りは確実にレベルアップします。
私の教室では、季節ごとの対策や、より詳しいテクニックもお伝えしています。もしご興味があれば、ぜひ一度遊びに来てくださいね。
あなたも今日から、冬のパン作りを楽しんでみてください。きっと、ふんわり美味しいパンが焼けますよ!
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