パン作りをしていると、こんな風に思うことってありませんか?
「自分だけのオリジナルレシピを作ってみたいな〜」
でも、どうやって作ればいいのか分からない。美味しいレシピの作り方なんて想像もつかない。料理なら「このくらいの量かな?」って感覚でできるけど、パンのレシピって分量のバランスが難しくて、なかなか想像できないですよね。
実は、今の時代、AIを使えば初心者でも簡単にオリジナルパンレシピが作れちゃうんですよ!
今日は、私が実際にChatGPTを使ってパンレシピを作った経験を元に、その方法を詳しくお伝えしていきますね。
私がこの記事を書ける理由
まず最初に、なぜ私がこのテーマについて書けるのかをお話しさせてください。
私は現在、パン教室を運営しながら、日々レシピ開発を行っています。生徒さんからは「こんなパンが作りたい」「家族のためにこういうレシピはできませんか?」といったリクエストをたくさんいただくんです。
そんな中で、ChatGPTをパンレシピ作成に活用するようになりました。最初は半信半疑でしたが、使ってみると予想以上に便利で、レシピのアイデア出しから具体的な分量の提案まで、幅広くサポートしてくれることが分かったんです。
もちろん、AIが出してきたレシピをそのまま使うわけではありません。実際に作って検証し、改良を繰り返しています。この「AI×人間の経験」の組み合わせが、今の時代のレシピ作りの新しいスタイルだと感じています。

オリジナルパンレシピを作りたいと思ったきっかけ
パン作りの楽しさと「自分で作りたい」という想い
パン作りを始めたばかりの頃は、本やネットに載っているレシピ通りに作るのが楽しかったんです。「こんな美味しいパンが自分で作れるんだ!」って感動していました。
でも、何度も作っているうちに、こんな気持ちが湧いてくるんですよね。
「もっと甘くしたいな」 「子供が嫌いなレーズンを別のものに変えられないかな?」 「もう少しふわふわにできないかな?」
自分好みにアレンジしたい、家族の好みに合わせたレシピを作りたいという欲求が、どんどん強くなっていきました。
レシピ作りの難しさと挫折
でも、いざ自分でレシピを作ろうとすると、これが本当に難しいんです。
料理なら「味見しながら調味料を足す」ってできますよね。でも、パンは焼く前に味見できないし、一度材料を混ぜてしまったら、やり直しがききません。
粉の量を変えたら水分量も変わる。砂糖を増やしたら発酵時間も変わる。バターの量が違えば生地の固さも変わる。すべてが連動していて、バランスが崩れると失敗してしまうんです。
何度か自己流で挑戦して失敗し、材料を無駄にしてしまったこともありました。「やっぱり素人には無理なのかな…」って諦めかけていた時に出会ったのが、ChatGPTだったんです。
ChatGPTを使ったオリジナルパンレシピの作り方
ChatGPTの始め方【初心者向け】

「ChatGPTって聞いたことあるけど、使ったことない」という方も多いかもしれませんね。
安心してください。ChatGPTは無料でも使えて、誰でも簡単に利用できます。
まずはスマホアプリをダウンロードするところから始めましょう。App StoreやGoogle Playで「ChatGPT」と検索すれば、すぐに見つかります。アカウント登録も数分で完了しますよ。
ダウンロードしたら、さっそく使ってみましょう!
実際にパンレシピを作ってみた【実例公開】
私が実際に試してみた例をお見せしますね。
子供のために手作りパンを作りたいという設定で、こんな風に入力してみました。
私の入力:
「私はパン作りが初めての初心者です。子供にパンを手作りしてあげたいです。小学4年生の男の子で、辛いもの、オレンジピールは苦手です。市販の材料で作れるパンのレシピを提案してください。」
すると、ChatGPTからこんな回答が返ってきました。
実際のやり取り(一部)↓

ChatGPTが提案したレシピ内容
ChatGPTの回答を見てびっくり!すごく丁寧に、具体的なレシピを提案してくれたんです。
AIの回答(一部抜粋):
「もちろんです!パン作りがはじめてでも失敗しにくく、小学4年生の男の子も喜ぶパンを、市販の材料だけで作れるようにご提案します。辛いもの・オレンジピールなしで、食べやすく安心なラインナップにしました😊
① ふわふわミルクパン(砂糖控えめ・優しい甘さ)
子どもが食べやすい、やさしい味の定番パン。混ぜてこねて丸めるだけで簡単にできます。
材料(6個分)
- 強力粉 … 200g
- 砂糖 … 20g
- 塩 … 3g
- ドライイースト … 3g
- 牛乳 … 130g(レンジで30秒ほど温める)
- バター … 20g
作り方
- ボウルに強力粉・砂糖・塩・ドライイーストを入れる
- 温めた牛乳を入れてゴムベラで混ぜる
- ひとまとまりになったら台に出し、なめらかになるまでこねる
- バターを加え、つやが出るまでこねる
- ラップをして30〜40分発酵(2倍にふくらむまで)
- 6等分して丸め、10分休ませる
- 形を整え、天板へのせて二次発酵20〜30分
- 180℃で13〜15分焼く
👉 そのままでも美味しいし、ハムやチーズを挟んでもGood!」
どうですか?こんなに詳しく、初心者でも分かりやすいレシピを、たった1回の質問で提案してくれたんです。
しかも、このほかにも「チョコチップパン」や「ウインナーロール」など、子供が喜びそうなレシピをいくつも提案してくれました。
簡単でしょ?
AIで良いパンレシピを得るための質問のコツ
ただ、ChatGPTを使う時には、ちょっとしたコツがあるんです。このコツを知っているかどうかで、得られる回答の質が全然変わってきますよ。
細かい情報を入れることが重要
AIに質問する時は、なるべく細かい情報を入れてあげることが大切です。
例えば、私が先ほど入力した内容を振り返ってみると:
- 「私はパン作りをしたことがありません」→ 経験レベル
- 「小学4年生の男の子」→ 対象者の具体的な情報
- 「辛いもの、オレンジピールは苦手」→ 嫌いな食材
- 「市販の材料で」→ 使える材料の範囲
このように、情報が細かければ細かいほど、自分の欲しい回答が得られます。
他にも、こんな情報を加えると良いですよ:
- 使いたい酵母の種類(ドライイースト、天然酵母など)
- 持っている道具(オーブン、ホームベーカリーなど)
- 作りたいパンのイメージ(ふわふわ系、ハード系など)
- 所要時間の希望(1時間で作りたい、じっくり時間をかけたいなど)
肯定的な言い回しを使う
もう一つ大切なポイントがあります。それは、AIは肯定的な発言を好むということ。
例えば、こんな言い方は避けたほうがいいんです:
❌ 「これはしないで」 ❌ 「〇〇じゃない方法で」 ❌ 「〇〇を使わないレシピ」
代わりに、肯定的な言い回しに変えてみましょう:
⭕ 「〇〇に近い味わいのもの」 ⭕ 「甘い系のパンで」 ⭕ 「お酒に合うパン」 ⭕ 「行楽に向いているもの」
否定形ではなく、「こういうものが欲しい」という肯定形で伝えると、AIはより良い提案をしてくれます。
効果的なプロンプト例集
参考までに、いくつか効果的なプロンプト例をご紹介しますね。
初心者向けパンレシピの場合: 「パン作り初心者です。発酵時間が短く、失敗しにくいシンプルなパンのレシピを教えてください。オーブンレンジで焼けるものでお願いします。」
子供向けパンレシピの場合: 「幼稚園児が喜ぶ、見た目が可愛くて甘めのパンレシピを教えてください。動物の形にできるものだと嬉しいです。」
特定の食材を使ったパンレシピの場合: 「家にサツマイモが余っています。サツマイモを使った、秋らしいパンのレシピを提案してください。バターの風味が効いたものが好みです。」
このように、具体的に書くことで、求めているレシピに近い提案が得られますよ。
ChatGPTで作ったパンレシピの注意点【重要】
さて、ここからがとても大切なお話です。
ChatGPTは確かに便利ですが、完全に信頼してはいけません!
AIのレシピを完全に信頼してはいけない理由
AIが提案してくれたレシピは、あくまで「叩き台」だと思ってください。
パン作りの経験が豊富な上級者なら、レシピを見ただけで「これは水分が多すぎるな」「甘すぎるかも」「塩の分量が適正じゃないな」という判断ができます。
でも、初心者にはそれが難しいんですよね。だから、AIのレシピをそのまま信じて作ってしまうと、失敗する可能性があるんです。
実際、私もAIが提案したレシピをいくつか試してみましたが、中には:
- 水分量が多すぎてベタベタになった
- 発酵時間が短すぎて膨らまなかった
- 砂糖が多すぎて焦げやすかった
こんな問題があるレシピもありました。
上級者と初心者の見極め方の違い
パン作りの上級者は、長年の経験から「このレシピは成功しそう」「ここは調整が必要」と判断できます。粉と水分の比率、発酵時間、焼成温度のバランスが、感覚的に分かるんですね。
でも、初心者の場合は、実際に作ってみないと分からないことがほとんど。それは当たり前のことなので、落ち込む必要はありません。
だからこそ、AIのレシピは「スタート地点」として使い、そこから自分で検証していくことが大切なんです。
レシピの検証と改良方法
では、どうやって検証と改良をしていけばいいのか、具体的な方法をお伝えしますね。
ステップ1:まずはAIのレシピ通りに作ってみる まずは忠実に、提案されたレシピ通りに作ってみましょう。変にアレンジせず、書かれている通りに作ることが大切です。
ステップ2:問題点をメモする 作っている過程や、出来上がったパンを食べて、気になった点をメモします。
- 生地が固すぎた/柔らかすぎた
- 甘すぎた/甘さが足りなかった
- 焼き色が濃すぎた/薄すぎた
- 発酵しすぎた/発酵不足だった
ステップ3:改良点をChatGPTに再度相談する 問題点が分かったら、またChatGPTに相談してみましょう。
「先ほど提案してもらったミルクパンを作りましたが、生地が少し固くなりました。水分量を増やしたほうがいいですか?どのくらい増やせばいいでしょうか?」
このように具体的に問題を伝えると、AIが改良案を提案してくれます。
ステップ4:繰り返し改善していく 一度で完璧なレシピにはなりません。何度か作って、少しずつ調整していくことで、自分だけのオリジナルレシピが完成していくんです。
この過程が、実は一番楽しいんですよね。
ChatGPT活用でパン作りの幅が広がる具体例
ChatGPTを使うようになってから、私のパン作りの幅がグッと広がりました。具体的にどんな風に活用できるのか、いくつか例をご紹介しますね。
家族の好みに合わせたオリジナルレシピ
パン教室の生徒さんからよく聞くのが、「家族の好みがバラバラで困る」という悩み。
例えば:
- 子供は甘いパンが好きだけど、夫は甘くないパンが好き
- アレルギーがあって卵が使えない
- 祖父母は柔らかいパンじゃないと食べられない
こういった個別の条件を全部ChatGPTに伝えれば、それぞれの好みに合わせたレシピを提案してくれます。家族みんなが喜ぶパンが作れるようになるんですよ。
季節やイベントに合わせたレシピ開発
季節ごとのイベントに合わせたパン作りも楽しいですよね。
- クリスマスに作りたい華やかなパン
- お花見に持っていきたい手で食べやすいパン
- バレンタインの特別なチョコレートパン
こんなリクエストにも、ChatGPTはちゃんと答えてくれます。「クリスマスらしい、赤と緑を使った可愛いパン」なんて、具体的なイメージを伝えると、面白いアイデアが返ってきますよ。
余り食材を活用したレシピ
「冷蔵庫にこんな食材が余ってるんだけど、これでパン作れないかな?」
こんな時もChatGPTが役立ちます。余った食材を無駄にせず、美味しいパンに変身させられるんです。食品ロス削減にもつながって、一石二鳥ですよね。
AI時代のパン作り【今後の可能性】
レシピ作りのハードルが下がった
少し前まで、オリジナルレシピを作るには、専門的な知識や長年の経験が必要でした。でも、AIの登場で、レシピ作りのハードルが大きく下がったんです。
初心者でも、臆することなくオリジナルレシピ作りに挑戦できる。これって、すごいことだと思いませんか?
失敗を恐れずにどんどんトライできるから、パン作りがもっと身近になって、もっと楽しくなります。
人間の感性とAIの融合
ただし、忘れてはいけないのは、AIはあくまで提案役だということ。
最終的な判断は人間がするべきです。「このレシピで本当に美味しいのか?」「家族は喜んでくれるか?」という感性や経験値は、人間ならではのものです。
AIが出したアイデアに、あなたの感性や経験を加える。この「人間×AI」の融合が、これからの時代のレシピ作りのスタイルになっていくんじゃないかなと思っています。

まとめ:ChatGPTでオリジナルパンレシピ作りに挑戦しよう
ここまで読んでいただいて、どうですか?「私にもできそう!」って思ってもらえたら嬉しいです。
AIを使えば、パン作り初心者でもオリジナルレシピが作れる時代になりました。
大切なポイントをもう一度おさらいしますね:
✅ 細かい情報と肯定的な言い回しがChatGPTへの質問のコツ
✅ AIのレシピは叩き台として使い、検証と改良を繰り返す
✅ 人間の感性とAIの融合が、これからのレシピ作りのスタイル
オリジナルレシピが作れるようになると、パン作りの楽しみが何倍にも広がります。家族の好みに合わせたパン、季節のイベントに合わせたパン、余った食材を活用したパン…可能性は無限大です。
あなたもぜひ、ChatGPTを使ったオリジナルレシピ作りに挑戦してみてください。きっと、新しいパン作りの世界が開けますよ。
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