パンナイフおすすめは関孫六!17年愛用のパン講師が選び方を解説

こんにちは!パン教室フリーゼのひとちゃんです♪

「先生、パンナイフは何がおすすめですか?」

以前、生徒様からこんな質問を受けたことがあります。正直に言うと、私は一本のパンナイフを10年以上使っていて、それ以外使ったことがないんです。

でも、だからこそ自信を持ってお伝えできることがあります。良いパンナイフを一本持っていれば、17年間ずっと使い続けられるということです。

今日は、パン講師として日々パンを切り続けている私が、実際に17年愛用しているパンナイフの魅力と、失敗しない選び方をお伝えします。これからパンナイフを買おうと思っている方、今使っているナイフに満足していない方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

関孫六パン切りナイフでバゲットをカットしている
Screenshot

私が17年愛用するパンナイフ「関孫六ダマスカス」

私が持っているパンナイフは、岐阜県関市で買った関孫六のパン切りナイフです。

実は、夫が岐阜基地(航空自衛隊)に勤めていたとき、私も育休中の1年ほど岐阜県に住んでいたことがありました。その時にパンナイフを買ったので、かれこれ17年ほど前のものを今でも使っていることになりますね^^;

でも、まだまだ現役ですよ!まだまだとてもよく切れます

関孫六ダマスカスパン切りナイフ240mmのスペック

私が使っているナイフは「関孫六 ダマスカス パン切りナイフ240mm」という商品です。

当時は「ダマスカス」という響きで、なんとなく良いものだと思って購入しました。でも、今改めてネットで検索してみると、なんと15,400円もする高級品だったんです!

正直、当時はそこまで高級だと思っていませんでした(笑)。でも、17年使えているということは、物の良さがとてもよくわかりますね。

関孫六パン切りナイフ

なぜ関孫六ダマスカスを選んだのか

実は岐阜県関市は、日本を代表する刃物の産地なんです。

日本の三大刃物産地って知っていますか?

  • 大阪府堺市(さかいし)
  • 岐阜県関市(せきし)
  • 新潟県燕三条(つばめさんじょう)

この3つが、日本の刃物文化を支えてきた地域なんですね。

岐阜県に住んでいたとき、せっかくだから地元の良いものを買おうと思って選んだのが、この関孫六でした。当時は深く考えずに購入しましたが、結果的に一生モノのパンナイフに出会えたことになります。


パンナイフの選び方|失敗しない3つのポイント

パンナイフは、安いものだと100円均一で買えるものから、数万円する高級品までピンキリです。

「これじゃなきゃダメ!」というものはありませんが、長く使えて、パンを綺麗に切れるものを選ぶことが大切です。

ここでは、私が17年使ってきた経験から、パンナイフ選びで押さえておきたい3つのポイントをお伝えします。

カンパーニュ

ポイント①切れ味が良いものを選ぶ

パン生地は、実はとても繊細なんです。

特に食パンやカンパーニュなど、大きかったり高さのあるパンを切るときは、切れ味が良いナイフでないとパンが潰れてしまいます

切れ味が良いと、こんな良いことがあります。

  • 無駄な力が入らない
  • パンが潰れない
  • ボロボロにならない
  • ストレスなく綺麗に切れる

逆に、切れ味の悪いナイフを使うと、力を入れてギコギコしないといけません。すると、せっかくふんわり焼けたパンが潰れて、見た目も食感も台無しになってしまうんです。

ポイント②長持ちするものを選ぶ

「パンナイフなんて、安いものでいいんじゃない?」

そう思う気持ちも分かります。でも、私の経験から言うと、少し高くても品質の良いものを買った方が、結果的にお得です。

私の関孫六は15,400円でしたが、17年使えているので、1年あたり約900円。月に換算すると、たった75円です。

一方、1,000円のパンナイフを2年ごとに買い替えると、17年で8,500円かかります。でも、買い替える手間や、切れ味が落ちてくるストレスを考えると、やっぱり良いものを一本持っている方が快適です。

ポイント③刃渡りの長さは240mm前後がおすすめ

パンナイフの刃渡りは、商品によって150mmから300mmまで様々です。

私のおすすめは240mm前後です。

なぜかというと、大きなパンや高さのあるパンを切るとき、刃渡りが長い方が圧倒的に切りやすいからです。

例えば、食パン1斤や大きなカンパーニュを切るとき、短いナイフだと何度も往復させないといけません。でも、長めのナイフなら、スーッと一気に切れます。

刃渡りが長いと、こんな利点があります。

  • 大きなパンも一気に切れる
  • 切り口が綺麗に仕上がる
  • 手の動きが少なくて済む
  • 疲れにくい

パン切りナイフと普通の包丁の違い|波刃の秘密

「普通の包丁じゃダメなの?」

そう思う方もいるかもしれません。でも、パン切りナイフには、パン専用の特別な仕組みがあるんです。

関孫六パン切りナイフ

パンナイフは刃が波型になっている

パン切りナイフと普通の包丁の一番の違いは、刃が波型になっていることです。

この波々が、パン生地に引っかかって、そこがきっかけとなって綺麗にカットできるんですね。イメージとしては、ノコギリで木を切るのと同じです。

普通の包丁の刃はまっすぐですが、パンナイフの刃は波型。この違いが、パンを切るときの切れ味を大きく左右します。

波刃だからパンが綺麗に切れる理由

なぜ波刃だとパンが綺麗に切れるのでしょうか?

それは、波の凸部分がパンの表面に引っかかって、そこから切り込んでいくからです。

パン生地、特に焼きたてのパンはとても柔らかくて繊細です。普通の包丁だと、刃が滑ってしまったり、力を入れすぎて潰してしまったりします。

でも波刃なら、刃がしっかり食い込むので、力を入れなくても、スーッと綺麗に切れるんです。


日本三大刃物産地のパンナイフがおすすめな理由

先ほど少し触れましたが、日本には刃物作りで有名な3つの地域があります。

日本三大刃物産地とは

  • 大阪府堺市(さかいし) – 包丁や刃物の伝統産地
  • 岐阜県関市(せきし) – 刀鍛冶の伝統を受け継ぐ刃物の町
  • 新潟県燕三条(つばめさんじょう) – 金属加工で有名な産地

これらの地域で作られる刃物は、何百年もの伝統と技術が詰まっています。だから、切れ味が良くて、長持ちするんですね。

関市の関孫六ブランドの魅力

私が使っている関孫六は、関市を代表する刃物ブランドです。

関市は、鎌倉時代から刀鍛冶(かたなかじ)の技術で知られていました。その伝統的な技術が、現代の包丁やナイフ作りにも活かされているんです。

ダマスカスというのは、刃の模様のことです。何層もの鋼を重ねて作られているので、美しい模様と優れた切れ味を両立しています。

燕三条「つばめのパンナイフ」も要チェック

関孫六の他にも、おすすめしたいパンナイフがあります。

それが、燕三条の「つばめのパンナイフ」です。

以前、「所さんの目がテン!」というテレビ番組で紹介されていたのですが、その切れ味に本当にびっくりしました。固いバゲットを切ってもパンクズが出ないんです!

これ、本当にすごいことなんですよ。普通のナイフだと、固いパンを切るとパンくずがボロボロ出てしまいます。でも、つばめのパンナイフは切れ味が良すぎて、パンくずがほとんど出ないんです。

価格は5000円ほど。興味のある方は「つばめのパンナイフ」で楽天やYahoo!ショッピングで調べてみてください。きっと、その切れ味に感動すると思います。


パンナイフおすすめ|価格帯別の選び方

「17年使えるパンナイフが欲しいけど、15,400円はちょっと…」

そう思う方もいますよね。大丈夫です。予算に合わせて、良いパンナイフを選ぶこともできます。

初心者向け:3,000円〜5,000円台

パン作りを始めたばかりで、まずは手頃な価格で試したい方には、この価格帯がおすすめです。

この価格帯でも、日本製の信頼できるメーカーのパンナイフが見つかります。刃渡り200mm前後のものが多く、家庭用としては十分な長さです。

中級者向け:5,000円〜10,000円台

ある程度パン作りに慣れてきて、「もっと良いナイフが欲しい」と思ったら、この価格帯を検討してみてください。

品質と価格のバランスが一番良いのが、この価格帯です。切れ味も良く、長持ちするものが多いので、長く使えます。

つばめのパンナイフもここの価格帯ですね。

本格派向け:10,000円以上

私が使っている関孫六ダマスカスは、この価格帯です。

「パンナイフに1万円以上?」と思うかもしれません。でも、一生モノとして考えれば、決して高くない投資だと思います。

毎日のようにパンを切る方、パン教室を開いている方、本当に良いものを長く使いたい方には、この価格帯のパンナイフをおすすめします。


パンナイフを長持ちさせるお手入れ方法

良いパンナイフを買ったら、できるだけ長く使いたいですよね。

実は、パンナイフのお手入れはとても簡単です。

  • 使用後はすぐに洗う
  • 水分をしっかり拭き取る
  • 乾燥させて保管する

これだけです。

普通の包丁は定期的に研ぎ直す必要がありますが、パンナイフは波刃なので、基本的に研ぎ直しはできません

だから、日々のお手入れをしっかりするだけで、私のように17年、20年と使い続けることができるんです。


まとめ:パンナイフおすすめは切れ味と耐久性で選ぼう

今日は、私が17年愛用している関孫六ダマスカスを中心に、パンナイフの選び方をお伝えしました。

最後にもう一度、大切なポイントをまとめますね。

パンナイフ選びで重視すべきポイント

  • 切れ味が良いもの – パンが潰れず綺麗に切れる
  • 長持ちするもの – 長く使えばコスパが良い
  • 刃渡りは240mm前後 – 大きなパンも切りやすい
  • 波刃になっている – パン専用の設計
  • 日本製がおすすめ – 伝統と技術が詰まっている

パンナイフは、安いものから高級品までたくさんあります。でも、私の経験から言うと、少し予算をかけて良いものを買った方が、結果的に満足度が高いです。

関孫六ダマスカスは15,400円と高価ですが、17年使えているので本当にコスパが良かったと思います。燕三条のつばめのパンナイフも、切れ味が素晴らしいのでおすすめです。

まずは予算に合わせて、自分に合った一本を見つけてみてください。良いパンナイフがあれば、パン作りがもっと楽しくなりますよ!


私がこの記事を書ける理由

私はパン講師として、日々生徒様からさまざまな質問を受けています。「パンナイフは何がおすすめですか?」という質問も、よくいただくものの一つです。

私自身、関孫六ダマスカスパン切りナイフを17年間使い続けてきました。この間、たくさんのパンを切ってきましたが、今でも切れ味は抜群です。

また、岐阜県関市という刃物の産地に住んでいた経験もあり、日本の刃物文化の素晴らしさを肌で感じてきました。

だからこそ、実体験に基づいて、本当におすすめできるパンナイフの選び方をお伝えできると思っています。

あなたも、一生モノのパンナイフに出会えますように!


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