パン作りでは、生地を伸ばしたり成形するときに「めん棒」を使います。
しかし、一言でめん棒と言っても、長さ、太さ、重さ、形状、材質…、色々な種類があって、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
今回は、そんな悩めるあなたに、「めん棒」の種類や選ぶ時のポイントをご紹介します。
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高校卒業してから23年勤めた、航空自衛隊を41歳で退職。2024年に自宅教室「こだわり酵母パン教室フリーゼ」をオープン。
“自分時間を大切に”“職場でも家でもない場所に居場所を作る”そんな教室作りをしています。
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高いものは良い？安いものはダメ？
パン作りを始めた生徒さんから、こんな質問を受けたことがあります。
「パン作りの時ってどんなめん棒を使えばいいですか？」
私も初心者の頃は、何を買えばいいのか悩みました。ネット販売だとたくさんの種類から選ぶのは至難の業かと思います。
道具選びって迷いますよね。
特にめん棒は種類も価格もバラバラで、どれがパン作りに適しているのか、なかなか選びずらいと思います。
また、「高いものがいいの？」「安くても大丈夫？」と品質と価格が見合っているのか、使用してみないと判断つかないため、とても悩んでしまうと思います。
生徒さんの中にも、とりあえず、「100月匀のめん棒を買ったんだけど、細くて使いづらかった。」とストレスを感じたり、細いめん棒は何度も生地の上を転がさないといけなくなるので、生地が傷んでしまって、ふわふわ感が出なかったりと使ってみて、初めて「めん棒もちゃんと選ばないといけないんだ」と学んだそう。
私も、新しいめん棒が欲しくて、「少し高いんだけど良さそう。」と思い、購入したものの、扱いづらく品質も悪かったため、返品したことがありました。
めん棒は、結構ピンキリな部分が多いですね。
「高いからいい」とか「安いからいい」というわけでもありません。
めん棒選びでラクになるパン作り
パン作りでめん棒選びは、侮ってはいけません。
たかが「めん棒」されど「めん棒」
この、めん棒選びが今後のパン作りの出来具合を左右するんです。さらには、効率をあげストレスを減らすこともできますよ。
例えば、生地を大きく伸ばす場合、「細くて短い」めん棒だったらどうでしょう。
何度も何度も生地の上で転がし、力も必要以上に入れなければいけなせん。
当然、作業効率は下がり、物凄く体力も必要になります。また、何度も生地の上を転がため生地を傷つける可能性もあります。
そんな時、適しためん棒を使うと、びっくりするくらいラクに生地を伸ばせて早い！
あっという間に、目標の大きさに伸ばすことができます。感覚的には、倍以上の速さで作業が進むイメージです。
そのくらい、たかがめん棒ですが、楽しくラクにパン作りをするためには、めん棒選びは大切になります。
めん棒の種類と特徴
では、めん棒にはどのような種類があるのでしょう。
私がこれまで使っことのあるものをご紹介します。
１、ガス抜きめん棒
名前の通り、「ガス抜き用のめん棒」です。
【特徴】
生地に溜まったガスを抜くために、表面には凸凹があり、しっかりガス抜きすることができます。
また、プラスチック製のため、軽くて洗えて管理がしやすいです。表面の凸凹により生地がくっつきにくいので、作業性は高いです。
ただ、軽いので力加減が難しく特に初心者は、力が入りすぎて必要以上に生地を潰してしまう恐れがあります。
またこの凹凸が、生地を傷つけ痛めてしまう原因にもなり、使う際は注意が必要です。
２、木製めん棒
どんなパン作りにも使える木製めん棒。
【特徴】
木製のめん棒は、生地に優しく、程よい重みでガスを抜きすぎないため、初心者には特におすすめです。
特に、太くて重みのあるものは一気に生地を伸ばすことができます。そのため、生地を痛めることもないし、余計な力も入らないので効率よく作業することができます。
３、ローラー式めん棒
左右に取っ手がついており、生地を伸ばすのにとてもラクに作業ができます。
【特徴】
左右の取っ手を持って転がします。とても便利で特に、クロワッサンのような折り込み生地では、折り込みバターが溶けないよう、素早く作業する必要があります。また、大きく伸ばす必要があるため、このローラー式はびっくりするくらい良く伸びてくれるんです。
ただ、とても重たいため、取り回しに苦労します。
それから、小回りが効かないのも難点です。
おすすめの「めん棒」はこれ！
めん棒も種類がたくさんあるので、いろいろ揃えちゃうと、お家が「めん棒」だらけに！なんてことも＾＾
そうならない為に、これさえ持っていれば十分というめん棒をご紹介します。
それは、「木製のめん棒」です。
木製のめん棒は、程よい重みと太さと生地を痛めないことから、1本持っていると便利です。
私の教室でも、生徒さんにはプラスチック製のではなく、木製のめん棒を推奨しています。
木製のめん棒がなぜ良いのか？
程よい重量感で、生地のガスをほどほどに抜いて、潰しすぎない。特に初心者は力が入りやすいため、めん棒を生地に強く押さえつけがちです。
そうなると、生地が痛んだり必要以上に潰してしまい、ふっくらしたパン作りができなくなってしまいます。
＜選ぶときのポイント！＞
まずは、長さと太さです。長さ30センチ×太さ約3センチのものを選ぶようにしましょう。
そして、重さも重要です。重さは100グラム以上は欲しいです。できれば130グラム以上あるのが理想です。
教室で使っているのは、「日本教材製作所」の木製めん棒です。価格は500円ほどだったかと…。
メーカーはどこのものでも良いですが、しっかり概要欄をみて長さ・太さ・重量がしっかり書いてあるサイトから購入するようにしましょう。
すると失敗が減るかと思います。
フリーぜの公式LINEでは、登録特典として道具の紹介もしています。どこのメーカーのものかなど詳細が書いていますので、ぜひ登録して特典を受け取ってください。
作るパンによってめん棒を選ぼう！
◯惣菜パン・菓子パン・クロワッサンなどの折り込み生地
木製のめん棒を使いましょう。成形時、生地に傷がついて痛めてしまわないよう、木製を選ぶことで、ふんわり感や見た目も綺麗に仕上げることができます。
◯ベーグル
ガス抜きめん棒もしくは木製。ベーグルは、中身が詰まっていてムチっと食感が特徴のパンです。ベーグルは、成形時しっかりガス抜きをするためガス抜きめん棒が適しています。
しかし、木製めん棒で作る場合でも、しっかりガス抜きすれば問題なく作ることができます。
まとめ
いかがでしたか？
めん棒一つでこんなにパン作りが変わるんです。
道具は、しっかり見て触って使ってみてから購入したいものですよね。特にネット通販で買う際には、どれを選んで良いかわかわず、悩んでいる間にどんどん時間が過ぎていく。
そんな経験したことありませんか？
そういった無駄な時間を過ごさないために、ぜひ公式LINEからお得情報をゲットしてみてください♪
また、手っ取り早く安く済ませるよりは、しっかり情報収集して、納得のいく道具選びをしていただきたいと思います。
特に初心者の方は、道具が扱いづらいとうまく作れず、挫折してしまうこともあると思います。
適した道具選びをして、楽しいパン生活を送ってください＾＾！
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