
クロワッサンのあのサクサク食感、たまらないですよね!実は、あの食感を作り出す秘密は「生地作り」の段階からすでに始まっているんです。
私はパン教室を運営していて、生徒様から「クロワッサンが上手く作れない」「サクサクにならずにふわふわになってしまう」というお悩みをよく聞きます。そこで今回は、教室で実際に教えているクロワッサン生地の作り方を詳しくご紹介します。
今回の記事では、ホームベーカリーを使った方法をメインにお伝えしますが、原理は同じなので手ごねの方にも参考になる内容です。たった5分のこね作業で、プロのようなサクサク生地が作れるようになりますよ!
なぜこの記事を書こうと思ったのか
パン教室を始めてから、クロワッサン作りに挑戦する生徒さんが本当に多いんです。でも、多くの方が「普通のパンと同じように作ってしまって失敗した」とおっしゃいます。
クロワッサンは普通のパンとは作り方が全く違います。特に生地のこね方が成功の鍵を握っているんですね。このポイントを知らずに作ってしまうと、どんなに丁寧に折り込み作業をしても、あのサクサク食感は生まれません。
だからこそ、家庭でもホームベーカリーを使えば簡単にプロの味が再現できることを、一人でも多くの方に知ってほしいと思ってこの記事を書きました。
クロワッサンと普通のパンの決定的な違い
クロワッサンに必要なのはサクサク食感
皆さんもクロワッサンを食べたことがありますよね?外はサクッ、中はしっとり層になっていて、あの食感がたまらなく美味しいんです。
一方、普通の食パンや菓子パンは「ふわふわ」していますよね。この違いはどこから生まれるのでしょうか?
グルテンの役割を理解しよう
パン作りで重要な役割を果たすのが「グルテン」です。グルテンは風船のゴムのような働きをしていて、発酵中に発生したガスを閉じ込める役割があります。

普通のパンでは、このグルテンをしっかり形成させることで、ガスを閉じ込めてふわふわ食感を作り出します。だから、パン作りでは「しっかりこねる」ことが大切なんですね。
でも、クロワッサンは違います。
クロワッサンはグルテンを必要としません。むしろ、グルテンを形成させすぎると、あのサクサク食感が失われて、普通のパンのようなふわふわ食感になってしまうんです。
つまり、クロワッサンの生地作りでは、グルテンを抑えることが最重要ポイントなんです。
クロワッサン生地作りの3つの重要ポイント
ここからが本題です。サクサク食感のクロワッサンを作るために、生地作りで押さえるべき3つのポイントをご紹介します。
ポイント1:こね時間は最小限に(約5分)
普通のパン作りでは、15分〜20分しっかりこねますよね。でも、クロワッサンのこね時間はたったの5分程度でOKなんです。
なぜなら、こねる行為そのものがグルテンを形成させてしまうから。材料を混ぜれば混ぜるほど、グルテンが発達してしまいます。
クロワッサンのこねは「材料が混ざる程度」で十分です。粉気がなくなって、生地がまとまったらそこでストップ。これ以上こねる必要はありません。
ホームベーカリーを使う場合は、5分タイマーをセットして取り出します。手ごねの場合も同じで、材料が混ざったら終了です。
ちなみに、こね上がった生地の温度は25〜27度の範囲に入っているのが理想です。

ポイント2:バターは最初から全て入れる
ここが普通のパン作りと大きく違うところです。
通常のパン作りでは、バターは後入れが基本ですよね。グルテンをしっかり形成させてから、最後にバターを入れて馴染ませていきます。
でも、クロワッサンでその手順をとると、こねすぎになってしまいます。
ではどうするか?答えは簡単。最初から材料を全部入れてこねます。もちろんバターもです。
ただし、ここで大切なのがバターの状態です。バターは室温でしっかり柔らかくしておくこと。硬いままだと生地に馴染まず、ダマになってしまいます。
冷蔵庫から出したばかりのバターは使えません。最低でも30分〜1時間は室温に置いて、指で押すとスッと沈むくらいの柔らかさにしておいてくださいね。

ポイント3:イーストは事前に仕込み水で溶かす
こね時間が短いと、もう一つ問題が起こります。それはインスタントドライイーストが溶けないこと。
こね時間が短すぎると、イーストが解けずに粒が残ってしまうんです。これでは発酵が上手くいきません。
そこで、仕込み水を30度〜40度ほどに温めて、そこにイーストを入れて溶かしておきます。
溶かすと言っても、完全に溶かす必要はなく、水分を浸透させる程度でOK。1分ほどつけておけば、かなり解けやすくなります。
ここで注意してほしいのが仕込み水の温度です。熱すぎるとイースト菌が死滅してしまいます。必ず30〜40度の範囲内で温めてください。触ってみて「ぬるいな」と感じる程度がちょうど良いですよ。
ホームベーカリーを使ったクロワッサン生地の作り方【実践編】
それでは、実際の作り方を手順ごとに見ていきましょう。
準備するもの
- 強力粉
- インスタントドライイースト
- 砂糖
- 塩
- 牛乳(または水)
- バター(室温で柔らかくしておく)
- ホームベーカリー
材料の分量は、お使いのレシピに従ってくださいね。
手順1:イーストを仕込み水で溶かす
まず、仕込み水(牛乳または水)を30〜40度に温めます。
そこにインスタントドライイーストを入れて、1分ほど置いておきます。軽く混ぜて、イーストに水分を浸透させましょう。
手順2:全ての材料をホームベーカリーに入れる
イーストを溶かした仕込み水をホームベーカリーの容器に入れます。
次に、室温で柔らかくしたバターを入れます。そして、強力粉、砂糖、塩など、残りの材料も全て入れてください。
ここがポイント:普通のパン作りと違って、最初から全部入れることを忘れずに!
手順3:5分こねて取り出す
ホームベーカリーのスイッチを入れて、5分タイマーをセット。
5分経って、生地がまとまり粉気がなくなっていれば、生地作りは完了です。取り出しましょう。
まだ粉が残っている場合は、あと1〜2分追加してください。でも、こねすぎは厳禁です!
手順4:冷蔵庫で30分冷やす
取り出した生地をビニール袋に入れるか、ラップでしっかり包みます。
そして冷蔵庫で30分ほど冷やしてください。これで生地が扱いやすくなり、次の折り込み作業がスムーズになります。

手ごねで作る場合のポイント
ホームベーカリーがない方でも大丈夫。手ごねでも同じ原理で作れます。
手ごねの場合も、こね時間は最小限にしてください。材料が混ざって、粉気がなくなる程度でストップです。
目安としては、5分〜7分程度。普通のパンのように10分以上こねる必要はありません。
バターも最初から入れて、イーストも事前に仕込み水で溶かしておく。この3つのポイントは同じです。
まとめ:サクサク食感は生地作りから始まっている
いかがでしたか?クロワッサンのサクサク食感は、折り込み作業だけで決まるわけではありません。生地作りの段階からすでにスタートしているんです。
今回ご紹介した3つのポイントをおさらいしましょう。
- こね時間は最小限に(約5分):材料が混ざる程度でOK
- バターは最初から全て入れる:室温で柔らかくしておくこと
- イーストは事前に仕込み水で溶かす:30〜40度の温度で1分浸す
この3つを守れば、グルテンを抑えたサクサク生地が作れます。
パン教室で教えている実践的なノウハウを、ぜひ家庭でも試してみてくださいね。ホームベーカリーがあればとっても簡単ですし、手ごねでも同じ原理で作れますよ。
次回は、折り込み作業のコツについて詳しくご紹介する予定です。お楽しみに!
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