パン作りの甘酒選び方ガイド|米麹と酒粕の違いを徹底比較

先日開催した1月のパンレッスンで「甘酒ベーグル」を作りました。砂糖を使わずほんのり甘い優しい味わいに、生徒様から「美味しい!」と大好評だったんです。

でもレッスン中、こんな質問をいただきました。

「甘酒って酒粕で作るものだと思っていました!麹からも作れるんですね!」

実は私の夫も同じ勘違いをしていたのですが、甘酒には米麹から作るものと酒粕から作るものの2種類があるんです。そしてパン作りにおいては、この選び方がとても重要になります。

この記事では、パン教室で実際に甘酒を使ったレッスンを行っている私が、パン作りに最適な甘酒の選び方を詳しく解説しますね。

甘酒ベーグル
Screenshot

【私がこの記事を書く理由】パン教室講師として伝えたいこと

季節の旬やイベントに因んだパンレッスンを定期的に開催している中で、1月は「甘酒」をテーマにしたベーグルレッスンを企画しました。

お正月によく飲まれる甘酒は季節にもぴったりで、砂糖不使用でも自然な甘みが出せる優れた食材なんですよね。

でも、生徒様からの質問を通じて「甘酒の種類の違いを知らない方が多い」ことに気づいたんです。

特にパン作りでは、アルコールの有無が発酵に大きく影響するため、適切な甘酒を選ぶことが成功の鍵になります。レッスンで得た知見を、より多くのパン作り愛好家の方にシェアしたいと思い、この記事を書くことにしました!

甘酒

甘酒の種類は2つ!米麹と酒粕の基本的な違い

甘酒は原料によって大きく2種類に分かれます。それぞれの特徴を理解することが、パン作り成功の第一歩ですよ。

米麹甘酒の特徴|ノンアルコールで自然な甘み

米麹甘酒は、米麹に含まれる酵素がお米のデンプンを分解してブドウ糖に変えることで甘くなります。

主な特徴はこちら:

  • 原材料:米麹、米、水
  • アルコール度数:0.00%(完全ノンアルコール)
  • 甘みの正体:米のデンプンが酵素で分解された「ブドウ糖」
  • 別名:「飲む点滴」
  • 味わい:お米の粒感が残っていることが多く、優しい甘さ

砂糖不使用なのに自然な甘みがあり、離乳食期の赤ちゃん、妊婦さん、運転前の方でも安心して飲めるのが最大のメリットです。

麹

酒粕甘酒の特徴|芳醇な香りと砂糖の甘み

酒粕甘酒は、日本酒を絞った後の「残りかす」である酒粕を水で溶き、砂糖で甘さを加えて作ります。

主な特徴はこちら:

  • 原材料:酒粕、水、砂糖
  • アルコール度数:微量〜約8%(商品により異なる)
  • 甘みの正体:加えられた「砂糖」
  • 別名:「飲む美容液」
  • 味わい:お酒特有の芳醇な香りと、スッキリとした飲み口

酒粕には「レジスタントプロテイン」という、脂肪の吸収を抑えたり整腸を助けたりする成分が豊富に含まれています。

ただし、微量のアルコールが含まれるため、お酒に弱い方や子供、運転する方は注意が必要なんです。

酒粕

米麹と酒粕の違いを比較表でチェック

2つの甘酒の違いを、分かりやすく比較表にまとめました。

項目米麹甘酒酒粕甘酒
原材料米麹、米、水酒粕、水、砂糖
アルコールなし(0.00%)あり(微量〜約8%)
甘みの正体ブドウ糖砂糖
主な栄養素ブドウ糖、ビタミンB群、アミノ酸レジスタントプロテイン、食物繊維
別名飲む点滴飲む美容液

大きな違いは「アルコールの有無」と「甘みの正体」です。これを理解しておくと、用途に合わせて選べるようになりますよ。


パン作りに使う甘酒の選び方|発酵への影響を考える

パン作りにおいて、甘酒選びは仕上がりを左右する重要なポイントです。

パン作りには「米麹甘酒」がおすすめな理由

結論から言うと、パン作りには米麹甘酒(ノンアルコール)を選ぶのが絶対おすすめです。

理由は3つあります:

1. ノンアルコールで酵母の発酵を妨げない

パン作りでは酵母(イースト)が糖を食べて発酵することで生地が膨らみます。アルコールは酵母の活動を抑制してしまうため、発酵がうまく進まないことがあるんです。

米麹甘酒なら完全ノンアルコールなので、酵母が元気に働いてくれます。

2. 砂糖不使用でも自然な甘みが出せる

米麹甘酒の甘みはブドウ糖なので、砂糖を加えなくてもほんのり優しい甘さが楽しめます。

健康志向の方や、お子さんに食べさせたい方にもぴったりなんですよね。

3. 生地がふっくら膨らみやすい

ブドウ糖は酵母のエサとして最適で、発酵がスムーズに進んで生地がふっくら仕上がります。

実際、レッスンで作った甘酒ベーグルも、生徒様から「ふわっともちっとしていて美味しい!」と大好評でした。

ベーグルレッスン

酒粕甘酒をパン作りに使う場合の注意点

実際にレッスンで生徒様から「酒粕で作られた甘酒を使ってもいいですか?」と質問をいただきました。

私の答えは「おすすめしません」でした。理由は以下の通りです。

アルコールが発酵を妨げる可能性

アルコール濃度が高いと酵母の活動が抑制され、発酵に影響して膨らみが悪いパンになる可能性があるんです。

特に酒粕甘酒はアルコール度数が1%〜8%程度含まれているものが多く、パン作りには不向きなんですね。

どうしても使いたい場合の対処法

もしどうしても酒粕甘酒を使いたい場合は、鍋で加熱してアルコール分を完全に飛ばす必要があります。

ただし、それなら最初から米麹甘酒を選んだほうが簡単で失敗も少ないですよ。


実際のレッスンで使用した甘酒|おすすめ商品紹介

森永の甘酒は米麹と酒粕のブレンドタイプ

皆さんお馴染みの森永の甘酒は、実は米麹と酒粕の両方が入っているブレンドタイプなんです。

  • 原材料:酒粕、米麹、砂糖、食塩
  • アルコール度数:1%未満
  • パン作りには:微量のアルコールが含まれるため注意が必要

美味しくて手に入りやすいのですが、パン作りには完全ノンアルコールのものがベターですね。

森永の甘酒

森永の甘酒でベーグルを試作したときの様子はこちら

レッスンで使用した「飲む糀」の特徴

今回のレッスンで使用したのは「飲む糀(こうじ)」という商品です。

  • 2倍濃縮タイプで水で薄めて使用
  • 原材料:麹と水のみ
  • 完全ノンアルコール
  • 優しいマイルドな味わいでベーグルに最適

濃縮タイプは水にといて使用しますが、麹と水のみで作られているので優しい甘みが特徴です。

ベーグルにとてもよく合って、生徒様からも「この甘酒、家でも使ってみたいです!」と言っていただきました。

飲む糀

甘酒ベーグルレッスンの様子|生徒様の反応

今回の甘酒ベーグルレッスン、本当に楽しかったんです。

砂糖を使わなくてもほんのり甘い優しい甘さのベーグルは、生徒様にとても気に入っていただきました。

レッスン中にいただいた嬉しいお声:

  • 「砂糖不使用なのにこんなに甘いんですね!健康的で嬉しいです」
  • 「子供にも安心して食べさせられます」
  • 「甘酒の種類を初めて知りました。勉強になりました!」

やっぱり、季節の食材を使ったパン作りは会話も弾んで楽しいですよね。

お正月によく飲まれる甘酒を使うことで、季節感も感じられるレッスンになりました。


どちらの甘酒を選べばいい?用途別の選び方

パン作り以外でも、用途に合わせて甘酒を選ぶと良いですよ。

健康・疲労回復なら米麹甘酒

消化吸収が早いブドウ糖たっぷりの「米麹甘酒」がおすすめ。

朝食代わりや運動後のエネルギー補給に最適です。

美容・ダイエットなら酒粕甘酒

たんぱく質や食物繊維が豊富な「酒粕甘酒」が注目されています。

腸内環境を整えたい方や、美容に気を使っている方にぴったりです。

迷ったらブレンドタイプも

最近では、両方のメリットを活かした「ブレンドタイプ」の市販品も増えています。

森永の甘酒のようなブレンドタイプは、飲む用としてはバランスが良いですよ。

でも、私は甘すぎて苦手な味^^;

ご自分の味覚に合う甘酒をぜひ探してみてくださいね♪


まとめ|パン作りの甘酒選びのポイント

最後に、パン作りの甘酒選びのポイントをまとめますね。

パン作りに最適な甘酒の選び方

パン作りには米麹甘酒(ノンアルコール)を選ぶ

✅ 酒粕甘酒はアルコールが発酵に影響する可能性がある

✅ 商品選びの際は「原材料」と「アルコール度数」を必ずチェック

✅ 濃縮タイプは水で薄めて使用する

✅ 砂糖不使用でも優しい甘みが楽しめる

甘酒を使ったパン作りは、砂糖不使用でも優しい甘みが楽しめる素晴らしい方法です。

適切な甘酒を選んで、ぜひ美味しいパン作りに挑戦してみてください!

季節のパンレッスンでは、このような旬の食材を使ったパン作りを定期的に開催しています。ご興味のある方はぜひレッスン情報をチェックしてくださいね。


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