
「お母さん、今日は元気?」
子供のこの一言に、ドキッとしたことはありませんか?
私の夫は、うつ病を患っています。このことは、夫の了承を得てホームページでも公開しています。なぜなら、同じ境遇で頑張っている母親たちに、「あなたは一人じゃない」と伝えたいからです。
家族を支えながら、自分のメンタルヘルスを保つことの難しさ。誰にも言えない孤独。そんな日々の中で、私はある答えにたどり着きました。
それは、「母親のメンタルヘルスが、家族全体を救う鍵になる」ということ。
この記事では、うつ病の夫を10年以上支え続けた私が、パン作りを通じて見つけた希望と、同じ悩みを持つ母親たちとの出会いについてお話しします。
私がこの記事を書ける理由
うつ病の夫を10年以上支え続けた妻として

夫がうつ病を発症してから、私の生活は一変しました。
「今日は調子がいいかな?」「このまま悪化したらどうしよう」そんな不安が、毎日心の中にありました。でも、子供の前では笑顔でいなきゃいけない。家事も育児も、夫の看病も、すべて私の肩にかかっている。
「私が倒れたら、この家族はどうなるんだろう」
そんなプレッシャーの中で、誰にも弱音を吐けない日々が続きました。うつ病の家族を持つことを周りに話すと、変な気を使われそうで嫌だったんです。
子育てとメンタルヘルスの狭間で見つけた答え
でもある日、気づいたんです。
子供は、私の精神状態に大きく影響を受けているということに。
私が不安そうにしていると、子供も不安な顔をする。私が疲れ切っていると、子供も元気がなくなる。子供の情緒は、母親に引っ張られるんです。
「子供たちに、夢を抱いてほしい。安心して暮らしてほしい。いつも笑っていてほしい」
そう願うなら、まず私自身が輝いていないといけない。お母さんは、家族の太陽なんだって。
そこから、パン教室を立ち上げました。今では、同じように家族を支える母親たちと出会い、お互いに支え合える場所になっています。
母親のメンタルヘルスが子供の未来を決める理由
子供は母親の鏡|精神状態が与える影響
子供って、本当に敏感なんです。
母親が悲しそうにしていたら、子供も悲しい気持ちになります。母親がイライラしていたら、子供も落ち着きがなくなります。言葉で言わなくても、子供は母親の感情を読み取っているんですよね。
幸せな子供を増やすためには、お母さんが家族の太陽である必要があります。
これは、私がずっと大切にしている考え方です。子供が安心して暮らせる世界を作るには、まず母親が心の安定を保つこと。それが、何よりも大切なんです。
家族を支える母親が陥りやすいメンタル不調
でも、家族を支える母親って、自分のことは後回しにしがちですよね。
「夫の調子が悪いから、私がしっかりしなきゃ」 「子供のために、弱音を吐いてはいけない」 「私一人くらい我慢すれば、家族は回る」
そうやって頑張り続けると、気づいたときには心がボロボロになっているんです。うつ病の家族を持つ母親は、特に孤独を感じやすい。周りに相談できる人がいない。理解してもらえない。そんな状況が続くと、自分自身もメンタル不調に陥ってしまいます。
だからこそ、母親のメンタルヘルスを守ることが、家族全体を守ることに繋がるんです。
パン作りが母親のメンタルヘルスを救った体験談

料理が苦手な私がパン作りを選んだ理由
実は、私は料理があまり得意じゃないんです^^;
正直に言うと、ちょっとめんどくさいって思っちゃうこともあります(笑)。でも、パン作りは違ったんですよね。
パン作りを始めてから、「母の味」が手作りパンになりました。家族が「お母さんのパンが一番好き」って言ってくれる。それが、私にとって大きな喜びになったんです。
パン作りは、私にとって自分時間の充実であり、リフレッシュであり、大好きな家族が喜ぶツールなんです。
パン作りがメンタルヘルスに良い科学的根拠
パン作りって、実はメンタルヘルスにとてもいいんです。
手を動かして生地に触れることは、瞑想と同じようなリラックス効果があると言われています。パン生地の感触、発酵する香り、焼き上がりの音。五感を使うことで、今この瞬間に集中できる。それが、心を落ち着かせてくれるんです。
そして何より、「できた!」という達成感。自分の手で作り上げたパンを見ると、自己肯定感が上がるんですよね。
「私にもできることがある」 「家族に喜んでもらえるものを作れた」
そう思えることが、疲れた心を癒してくれます。
夫の変化が教えてくれた「趣味で繋がる」力

夫は、趣味のゴルフを通して仲良くなった方と連絡を取り合うようになってから、とても前向きに外出するようになりました。
その姿を見て、「やっぱり趣味で繋がる人間関係っていいな」と思ったんです。
目的が同じ。喜びも同じ。目標がある。予定を立てることが楽しみになる。
そして、人と人が繋がる。この相乗効果って、本当にすごいんです。私もちょうどパン教室を始めた頃だったので、「これだよ!これ!」って確信しました。これが習い事のいいところなんだって。
同じ境遇の母親たちとの出会いがくれた希望
「実は家族がうつ病なんです」と打ち明けてくれた方々
パン教室を始めてから、ホームページを見て来てくださる方が増えました。
そして最近、「実は、家族がうつ病なんです」と打ち明けてくれる方がいらっしゃるんです。子供が精神疾患を抱えているという方。ご本人自身がうつ病を患っていて、リハビリのために来てみたという方。
みなさん、本当に素敵な方ばかり。
むしろ、私の方が勇気づけられることが多いんです。一人で頑張ってきた強さ。家族を支え続ける優しさ。そして、新しい一歩を踏み出す勇気。
安心できる居場所があることの大切さ
「ここなら、何も隠さなくていい」 「同じ悩みを持つ人がいる」 「理解してくれる人がいる」
そんな安心できる居場所があるだけで、心が軽くなるんです。
孤独から解放される瞬間。それを一人でも多くの母親に体験してもらいたい。それが、私がパン教室を続けている理由なんです。
母親のメンタルヘルスを守るために今日からできること

自分のケアを最優先にする勇気
「自分のことは後回し」って思っていませんか?
でも、自分を大切にすることは、家族を大切にすることと同じなんです。飛行機の安全案内で「まず自分が酸素マスクをつけてから、子供につけてください」って言いますよね。それと同じです。
罪悪感を手放しましょう。小さな自分時間を作ることは、わがままじゃありません。それは、家族のために必要なことなんです。
趣味や習い事で人と繋がる
家族以外のコミュニティを持つことも大切です。
同じ境遇の人と出会える場所を探してみてください。オンラインでもオフラインでも、どちらでもいいんです。趣味や習い事を通じて、人と繋がる。それだけで、世界が広がります。
一人で抱え込まないでください。あなたを理解してくれる人は、必ずいます。
完璧な母親を目指さない
料理が苦手でもいい。掃除が苦手でもいい。完璧じゃなくてもいいんです。
弱さを見せられる関係性を築くこと。それが、本当の強さだと思います。母親も、一人の人間。疲れることもあるし、泣きたいときもある。それでいいんです。
まとめ|子供の笑顔のために、まず母親が輝く
母親のメンタルヘルスが家族全体を支える
お母さんが太陽のような存在になること。それが、子供たちの安心できる世界を作る第一歩です。
小さな一歩から始めてみてください。自分のための時間を、週に1時間でも作ってみる。好きなことをしてみる。同じ悩みを持つ人と話してみる。それだけで、心が軽くなります。
私のパン教室が目指す世界
私の究極の願いは、子供たちが安心できる世界を作ることです。
そのための小さなきっかけとして、パン教室があります。同じ境遇の母親たちが集まり、お互いに支え合い、笑顔になれる場所。
あなたは一人じゃありません。一緒に輝ける仲間が、ここにいます。
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