【パン作り初心者向け本の決定版】講師が10年愛用する「パン作りの教科書」徹底レビュー|荻山和也

パン作り初心者におすすめの本No.1|荻山和也「パン作りの教科書」を講師が徹底解説

パン作りを始めたいけれど、どの本を選べばいいか迷っていませんか?

書店に行くと、初心者向けのパン作りの本がたくさん並んでいて、どれを選べばいいのか本当に悩みますよね。私も最初はそうでした。

私は現在パン教室の講師として活動していますが、講師になる前の初心者時代から今日まで愛用し続けているレシピ本があります。それが荻山和也(おぎやま かずや先生の「パン作りの教科書」です。

初心者時代にこの本で基礎を学び、講師になった今でも基礎を振り返る際に活用している一冊。 実際に使い込んできた経験から、本当におすすめできる理由をお伝えします。

この記事では、なぜこの本がパン作り初心者に最適なのか、5つの理由を詳しく解説していきますね。

荻山和也先生の「パン作りの教科書」

パン作り初心者が本を選ぶときの3つのポイント

パン作りの本を選ぶとき、何を基準に選べばいいのでしょうか?

初心者の方が本選びで失敗しないために、まず押さえておきたい3つのポイントをお伝えします。

専門用語が丁寧に解説されているか

パン作りには「発酵」「パンチ」「ベンチタイム」など、初めて聞く言葉がたくさん出てきます。これらの専門用語が写真付きでしっかり解説されている本を選ぶことが、挫折しないための第一歩です。

言葉だけの説明だと、イメージが湧きにくいんですよね。写真があると「あ、こういうことか!」とすぐに理解できます。

レシピの分量がわかりやすいか

「強力粉200g」と書いてあっても、家に180gしかなかったらどうしますか?

ベーカーズパーセントが記載されている本なら、材料の量を自分で調整できるようになります。これは後ほど詳しく説明しますが、パン作りをする上でとても便利な知識なんです。

また、材料が手に入りやすく、キリのいい分量で書かれているかも重要なポイントです。

ステップアップできる構成になっているか

最初は簡単なパンから始めて、徐々に難しいパンにチャレンジできる。そんな構成になっている本が理想的です。

初級レシピだけでは物足りなくなりますし、いきなり難しいレシピばかりだと挫折してしまいます。


荻山和也「パン作りの教科書」が初心者におすすめな5つの理由

それでは、私が長年愛用している「パン作りの教科書」の魅力を、5つの理由に分けてご紹介します。

【理由1】難しい言葉が一切なく、初心者でも読みやすい

この本の一番の魅力は、とにかく読みやすいことです。

専門用語も丁寧に説明されていますし、全体的に初めてパンを作る方でもすんなり理解できる表現になっています。難しい言い回しがないので、読んでいてストレスを感じません。

本のサイズもB5サイズ。学校の教科書と同じサイズ感なので、キッチンで開いても邪魔にならず、とても使いやすいんです。タイトルが「教科書」だから、教科書と同じサイズにしたのかもしれませんね。

そして、紹介されているパンがどれも魅力的!

初心者向けのロールパンから始まり、中級、上級と順番にステップアップできるように構成されています。最後にはフルーツデニッシュまで作れるようになるんですよ!

荻山和也先生の「パン作りの教科書」

【理由2】1100点以上の写真で工程がビジュアルで理解できる

この本の特徴は、とにかく写真が多いことです。

なんと1100点以上もの写真が使われているそうなんです。材料や道具、専門用語の説明まで、すべて写真付き。見開きページをフルに使って、見やすさとわかりやすさが工夫されています。

言葉でイメージできなくても、写真があればパッと見で理解できますよね。

「生地がこのくらいの柔らかさ」「発酵が終わった状態」など、感覚的なことも写真で確認できるので、初心者でも失敗が少なくなります。

私自身、初めてパンを作ったとき、「このくらいでいいのかな?」と不安になることがたくさんありました。でもこの本なら、写真と見比べながら進められるので安心できたんです。

荻山和也先生の「パン作りの教科書」

【理由3】パン作りの「なぜ?」「どうして?」に答えるポイント解説が充実

パン作りをしていると、ふと疑問に思うことがありますよね。

  • 発酵って何?
  • なぜ塩を入れるの?
  • 発酵の見極めはどうすればいい?
  • 材料の代替えってしていいのかな?

こういった疑問に、この本はしっかり答えてくれるんです。

「ここがポイント!」「よくある質問」「こんな時どうする?」といったコーナーがあり、まさに痒いところに手が届く感じ。

まるで教室に通っているかのような、詳しい解説が書かれています。一人で作っていても、先生がそばにいてくれるような安心感があるんです。

私が講師になってから気づいたのですが、生徒様が疑問に思うポイントって、だいたい同じなんですよね。この本には、そういった「みんなが知りたいこと」がしっかり書かれています。

【理由4】ベーカーズパーセント記載で応用が効く

ここが個人的に一番ポイントが高いところです!

この本には、すべてのレシピにベーカーズパーセントが記載されています。

「ベーカーズパーセントって何?」という方のために、簡単に説明しますね。

ベーカーズパーセントとは

ベーカーズパーセントとは、小麦粉を100%とした時、他の材料が何%入っているかがわかる指標のことです。

例えば、こんなレシピがあったとします。

  • 強力粉 200g (ベーカーズパーセント100%)
  • 塩 3g (ベーカーズパーセント1.5%)
  • 砂糖 20g (ベーカーズパーセント10%)

強力粉200gの時、塩が1.5%だから、200×0.015=3 で、塩は3gとなるわけです。

材料が足りない時も安心

では、強力粉が180gしかなかったらどうしましょう?

ベーカーズパーセントがわかっていれば、問題ありません!

  • 塩は 180×0.015=2.7g
  • 砂糖は 180×0.1=18g

このように、簡単に計算できるんです。

荻山和也先生の「パン作りの教科書」

パンの特徴が理解できるようになる

さらに、ベーカーズパーセントがわかると、作ろうとしているパンの特徴も理解できるようになってきます。

「砂糖が多いから甘いパンなんだな」「水分量が多い生地なんだな」といったことが、レシピを見ただけでわかるようになるんです。

これは本当に便利で、パン作りが上達する上でとても大切な知識です。

また、この本のレシピは材料も極力少なく、手に入りやすく、キリのいい分量で作られています。これも初心者にとって、とてもありがたいポイントです。

【理由5】教科書のような流れで体系的に学べる構成

最後の理由は、本全体の構成の素晴らしさです。

初めから読んでいって、最後まで読み終わるまでの流れがとても良く、本当に「教科書」だなって思うんです。

全くパン作りを知らなくても、徐々に理解していける構成になっています。

  • 色分けされていて見やすい
  • 写真が多くて理解しやすい
  • ポイントや解説がついている

パッと見た瞬間に「理解できそう」「読んでみたい」と思わせてくれる構成なんですね。

ごちゃごちゃした感じや、可愛すぎる装飾で中身が入ってこない本もある中で、この本はとてもバランスが良いんです。

おしゃれさも大切ですが、やっぱり学ぶための本なので、内容が頭に入ってくる構成が一番大事ですよね。

ロールパン

パン講師の私が今でもこの本を使い続ける理由

ここまで初心者目線でお話ししてきましたが、講師になった今でも、私はこの本を手放せません。

基礎を振り返るのに最適

パン作りの基礎って、本当に大切なんです。

講師として生徒様に教える立場になってからも、この本を読み返すことで「あ、そうだった」と気づくことがあります。

基礎をしっかり理解していないと、応用もできません。この本は、その基礎を確認するのに最適なんです。

生徒様に「おすすめの本はありますか?」と聞かれたときも、自信を持ってこの本を勧めています。

長く使える一生ものの教科書

初心者から上級者まで対応しているので、長く使える本です。

何度読み返しても、新しい発見があるんですよね。初心者の頃は気づかなかったポイントも、経験を積んでから読むと「そういうことだったのか!」と理解が深まります。

まさに一生ものの教科書だと思います。


「パン作りの教科書」はこんな人におすすめ

この本は、特に次のような方におすすめです。

  • 初めてパン作りに挑戦する人
  • 独学でパン作りを学びたい人
  • 他のレシピ本で挫折した経験がある人
  • ベーカーズパーセントを学びたい人
  • パン教室に通う前に基礎を学びたい人

一つでも当てはまる方は、ぜひ手に取ってみてください。

荻山和也先生の「パン作りの教科書」

パン作り初心者向け本のよくある質問

パン作り初心者が最初に買うべき本は?

私は迷わず、荻山和也先生の「パン作りの教科書」をおすすめします。

写真が多く、説明が丁寧で、ベーカーズパーセントも記載されている。初心者に必要な要素がすべて揃っているからです。

ベーカーズパーセントが記載されている本は少ない?

実は、初心者向けの本でベーカーズパーセントが記載されているものは少ないんです。

でも、これを理解していると材料の調整ができたり、パンの特徴が理解できたりと、とても便利。初心者のうちから知っておくと、上達が早くなりますよ。

この本に見習って、私の教室で生徒様にお渡ししているレシピにも「ベーカーズパーセント」を記載したものをお渡ししています。

絶対に役立つと思っているからです。

この本だけで本格的なパンが作れる?

はい、作れます!

ロールパンのような基本のパンから、フルーツデニッシュのような上級者向けのパンまで、幅広く掲載されています。

この一冊があれば、初心者から中級者、そして上級者へとステップアップしていけます。


まとめ:パン作り初心者には荻山和也「パン作りの教科書」が最適

改めて、この本がおすすめな理由をまとめますね。

  1. 難しい言葉が一切なく、読みやすい
  2. 1100点以上の写真でビジュアルで理解できる
  3. 疑問に答えるポイント解説が充実
  4. ベーカーズパーセント記載で応用が効く
  5. 教科書のような体系的な構成

私は講師として、自信を持ってこの本を推薦します。

パン作りを始めたいと思っているあなた。まずはこの一冊を手に取ってみてください。

きっと、パン作りの楽しさと奥深さを感じられるはずです。そして、焼きたてのパンの香りが部屋中に広がる幸せな時間を、ぜひ体験してくださいね。

講師

この記事があなたのパン作りの第一歩のお役に立てれば嬉しいです。何か質問があれば、お気軽にコメント欄からどうぞ!


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