
こんにちは!パン教室を主宰しています。
実は私、23年以上も航空自衛官として働いていたんです。制服を着て、規律正しい毎日を送っていました。そんな私が今、自宅でパン教室を開いているなんて、数年前の自分では想像もできませんでした。
教室を始めてから気づいたことがあります。それは、パン教室は、ただパンを教える場所じゃなかったということです。
今日は、パン教室を開いてよかったな〜と心から思える理由の一つ、「情報交換の場」としての魅力についてお話ししたいと思います。これからパン教室を始めたい方、教室運営に不安を感じている方の参考になれば嬉しいです。
私がこの記事を書ける理由
私は、航空自衛官として23年以上勤務した後、パン教室を開業しました。
自衛隊という組織の中で長年働き、退職後は全く違う世界に飛び込みました。キャリアチェンジの不安も、パン教室運営の喜びも、両方を肌で感じてきました。
生徒様との日々の交流から得た実体験をもとに、パン教室の本当の魅力をお伝えします。

自衛隊を辞めて抱えていた不安
一人になることへの恐れ
自衛隊にいた頃、私はたくさんの人と関わっていました。
おすすめのお店、子育てのこと、学校事情、地域の情報……。同僚や先輩、後輩との会話の中で、自然とたくさんの情報が入ってきたんです。必然的に人と関わる環境だったので、意識しなくても情報が集まってきました。
でも、自衛隊を辞める時、ふと不安になったんです。
「生徒様が来なかったら、私、一人になっちゃうんじゃないか」 「情報が入ってきづらくなるかもしれない」 「誰とも話さない日が続いたらどうしよう」
そんな心配が頭をよぎりました。
パンの世界だけに閉じこもってしまうのでは?
もう一つ気になっていたのが、情報が偏ってしまうんじゃないかということ。
パン教室を開くということは、パンの話ばかりになるのかな。子育ての情報や、地域のお店情報、生活の知恵みたいなものが入ってこなくなるのかな。視野が狭くなってしまうんじゃないかな。
自衛官時代は、いろんな年代、いろんな立場の人と関わっていました。だからこそ、幅広い話題に触れることができていたんです。それが、パンという専門分野だけになってしまうのではと、少し寂しい気持ちもありました。

パン教室を始めて気づいた本当の価値
自衛官時代以上に広がった人間関係
でも、実際にパン教室を始めてみたら、私の心配は完全に取り越し苦労でした。
むしろ、自衛官時代よりも、もっと幅広い人間関係が広がったんです。
生徒様の年齢層は本当に幅広くて、20代の若い方から、私の親ほどの年齢の方まで。自衛官だったら絶対に出会わなかったであろう職業の方、趣味を持っている方、人生経験豊富な方……。
パン教室という場所が、年齢も立場も関係なく、人と人を繋いでくれるんだと実感しました。
特に印象的だったのは、親世代の生徒様から学ぶことの多さです。人生の先輩として、たくさんの知恵や経験を教えてくださいます。「こんな風に生きてきたんだよ」「こんな時はこうすればいいのよ」って、優しく教えてくださる。
それが、本当にありがたくて。
生徒様から学ぶ豊かな情報交換
パン教室では、パンを作りながら自然と会話が生まれます。
生地をこねている時、発酵を待っている時、焼き上がりを待っている時……。そんな時間に、いろんな話をするんです。
生徒様から教えていただくこと、本当にたくさんあります。
例えば、便利なアプリ。「先生、このアプリ使ってる?すごく便利だよ」って教えてもらったことが何度もあります。私、自衛官時代はあまりスマホを使いこなせていなかったので、生徒様に教えてもらって初めて知ることばかり。
子育ての話も盛り上がります。子育て中の生徒様同士で情報交換が始まって、「うちはこうしてるよ」「この方法おすすめだよ」って、私も一緒に聞きながら勉強させてもらっています。
趣味の話、将来の夢の話も。「実はこんなことやってみたいんです」って、キラキラした目で話してくださる生徒様を見ると、私まで嬉しくなります。
人生について、生き方について、自然と語り合える場所。それがパン教室なんだと気づきました。


パン教室が情報交換の場になる理由
パン作りを通じて生まれる自然な会話
なぜパン教室で、こんなに豊かな情報交換ができるのか。
それは、パン作りという共通の趣味を通じて、リラックスした雰囲気が生まれるからだと思います。
手を動かしながら話すって、実は会話がしやすいんですよね。真正面から「さあ、話しましょう」って言われると緊張しちゃうけど、一緒に何かを作りながらだと、自然と言葉が出てくる。
発酵時間や焼成時間の待ち時間も、ちょうどいいコミュニケーションの時間になります。お茶を飲みながら、「最近どう?」って話が始まる。
そして、焼きたてのパンの香りに包まれながらの会話は、なんだか心もほっこりするんです。

世代を超えた交流がもたらすもの
パン教室を始めてから、嬉しい変化がもう一つありました。
生徒様からお土産をいただいたり、畑で育てたお野菜をくださったり、そんな温かい交流が増えたんです。
「先生、旅行に行ったからお土産買ってきたよ」 「畑でたくさん採れたから、持ってきたよ」
そんな言葉と一緒に、手渡してくださる時の笑顔。それが本当に嬉しくて、ありがたくて。
生徒様の生き方を見ていて、「こんな人生いいな」「この方みたいに夢を追いかけたいな」って思うこともたくさんあります。
ある生徒様は、60代になってから新しい趣味を始めて、今すごく輝いている。別の生徒様は、子育てしながらも自分の時間を大切にして、生き生きと毎日を過ごしている。
そんな姿を見せていただけることが、私にとって大きな刺激になっているんです。


パン教室運営で得られた予想外の収穫
視野が広がり、人生観が変わった
パン教室を始めて、「こんな世界もあるんだな」と最近よく考えるようになりました。
自衛隊という組織で長年働いていた私には、見えていなかった世界がたくさんあったんです。
例えば、フリーランスで働いている方の話。自分のペースで仕事をして、好きなことを仕事にしている姿。
例えば、地域活動に積極的に参加している方の話。地元を盛り上げるために、いろんな取り組みをしている姿。
例えば、定年後に新しいことにチャレンジしている方の話。年齢なんて関係ない、やりたいことをやるんだという姿。
生徒様それぞれの人生に触れることで、私の視野はどんどん広がっていきました。
そして、その学びを自分の人生に落とし込んでいく。「私もこんな風にチャレンジしてみよう」「この考え方、取り入れてみよう」って、日々成長させてもらっているんです。
感謝の気持ちで満たされる毎日
今、私は心から思います。
本当に素敵な生徒様達と出会えていることに、とっても感謝していると。
パン教室を始める前は、「私がパンを教える」という一方通行だと思っていました。でも実際は違った。
生徒様から教わることの方が、もしかしたら多いかもしれません。
人生のこと、生き方のこと、便利な情報、温かい交流。
パン教室は、教える場所であると同時に、学ぶ場所でもあるんです。
毎日、感謝の気持ちで満たされています。「今日もまた、素敵な時間を過ごせた」「今日もまた、新しいことを学べた」って。

まとめ:パン教室は人生を豊かにする場所
自衛隊を辞めた時に感じていた不安は、完全に心配する必要がありませんでした。
パン教室は、単なるパン作りの技術を教える場所ではありません。
人と人が繋がるコミュニティであり、情報交換の場であり、お互いに学び合える場所。年齢も立場も関係なく、みんなが対等に語り合える、温かい場所です。
これからも、この素敵な場所を大切に育てていきたいと思っています。
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