
こんにちは!元自衛官で、現在はパン教室を主宰しているひとちゃんです。
自衛官として「定年まで全うします!」と言っていた私が、まさか起業するなんて…。
あのとき周りにも、そして自分自身にも、そう宣言していました。でも、人生って本当に予測不可能ですよね。
前回のブログでは、自衛官を辞める決断をしたきっかけについてお話ししました。今回は、実際に退職を報告したときのこと、そして報告後に揺らいだ心について、正直にお伝えしようと思います。
もしあなたが今、安定した仕事を辞めて新しい挑戦をしようか迷っているなら、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
注意⚠️:当記事は個人の経験に基づく内容であり、自衛隊を退職して起業することを推奨・誘導するものではありません。現役自衛官の方は、所属組織の規則やキャリアを十分ご考慮の上でご判断ください。

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自己紹介
高校卒業してから23年勤めた、航空自衛隊を退職。2024年に自宅教室「こだわり酵母パン教室フリーゼ」をオープン。
“自分時間を大切に”“職場でも家でもない場所に居場所を作る”そんな教室作りをしています。ホームベーカリーで叶える“無理しない”パン生活で、ふんわり美味しいパンをいつでもそばに。『簡単に、でも本格的に!』をモットーに、生活にワクワクをお届けします!
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自衛官の退職報告はいつ伝える?私が4ヶ月前を選んだ理由
退職のカミングアウトが難しい理由
退職のカミングアウトって、いつ切り出せばいいか本当に難しいですよね!
私の場合、特に難しかったんです。なぜなら…
「服部さん、これお願いしていいですか?」 「来月のこの仕事、服部さんに任せていいですか?」
こんな言葉が、頻繁に飛んでくるんです。
私は入隊当初から「自衛隊は定年まで全うします!」っていうスタンスで入って、すべてにおいて全力疾走してきました。その姿を先輩も後輩も見ていたから、私は「絶対辞めない人」って認識されていたんですよね。
だから、後輩指導や仕事と家庭を両立するメンターのような存在でもありました。
でも内心は…
「私、もう退職しようとしているんだけどな〜」 「絶対私じゃなくて、将来性のある人に任せないとみんなが困る」
そう思いながら、毎日を過ごしていました。
仕事を引き受けるたびに、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。でも、まだ言えない。このタイミングじゃない…。
そんなジレンマの日々でした。
半年前から匂わせ、正式には4ヶ月前に報告した理由
結論から言うと、私は半年前くらいから少しずつ匂わせて、正式には4ヶ月前に報告しました。
なぜこのタイミングを選んだのか?
理由は明確です。
1. 組織への配慮として、引き継ぎ期間を十分に確保したかった
2. 私に任されていた仕事を、他の人にスムーズに移行させたかった
3. 急に辞めることで、現場が混乱するのを避けたかった
自衛隊の業務って、年々増えているんです。でも人は増えない。
そんな中で誰かが抜けるって、本当に組織にとって痛手なんですよね。
だからこそ、できるだけ周りに迷惑をかけないタイミングを考えた結果が「4ヶ月前」だったんです。
上司に退職を伝えた日|予想外の反応に驚いた
上司からもらった前向きな言葉
いよいよ、上司に退職の意向を報告する日がやってきました。
正直、めちゃくちゃ緊張しました。
「引き止められたらどうしよう」 「失望されるかな」 「怒られるかもしれない」
そんな不安でいっぱいでした。
でも、上司の反応は予想外でした。
「初めは引き止めようと思ったけど、話を聞いてたら、応援したくなった」
「この事業が上手くいけば、家族にとっても君にとっても1番良い形だよね!」
「自衛隊でのスキルがどこかで活かされれば、嬉しい」
こんな言葉をもらったんです。
応援半分、引き止めたい気持ち半分。でも、前向きな言葉を聞けたのは、少し驚きました!
もちろん、上司だって本音では「辞めないでほしい」って思っていたはずです。
でも、私の決意や家族のことを考えて、最終的には応援してくれた。
その優しさに、本当に感謝しました。
組織に迷惑をかける申し訳なさ
とはいえ、戦力を失うのは組織としては確実に痛手です。
業務は年々増えるのに、人は増えない。
そんな状況で退職を申し出るって、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
だからこそ、上司のあの言葉がありがたかったんです。
「応援する」
その一言が、どれだけ私を救ってくれたか。

先輩に報告して直面した「収入面の不安」という現実
「子供の将来は大丈夫?」正論に揺らぐ心
次に、お世話になっている先輩にも報告しました。
先輩の反応は、上司とは少し違いました。
「応援したいけど、収入面は大丈夫?」
「子供たちの将来のことを考えると、心配だよ」
まぁ、この反応が1番正しいというか、当然ですよね。
誰だって、安定した収入を捨てて起業するって聞いたら、「大丈夫?」って思いますよね。
しかも、うちの場合は、夫がうつ病で思うように働けないという問題も抱えていました。収入が安定しないのはかなりのリスキーですよね^^;
私だって、もし立場が逆なら同じことを言うと思います。
子供がいる身で、収入が不安定になる。
それって、本当にリスクが大きいことですから。
決めたことなのに揺らぐ自分が情けなかった
でも、もう決めたこと。後戻りはできない。
そう、自分に言い聞かせました。
家族でも話して、自分でもたくさん考えて出した答えです!
前進あるのみ‼️
と、何度も何度も自分に言い聞かせました。
でも正直、めちゃくちゃ揺らぎました。
自分で決めたことなのに、揺らぐ自分が情けなかったです。
人が減ることは職場に迷惑がかかる。それは身に染みてわかっている。
だから、告知している以上、揺らぐわけにはいかないんです。
でも、揺らぐ。
その繰り返しでした。
自衛官退職後、起業して見えてきた世界
清々しい気持ちで組織を飛び出した
そんな日々が続くうちに、少しずつ前向きに、清々しい気持ちにさえなってきました。
私はこの組織から飛び出して、自分の足で歩いていくんだ!
パン教室の開業準備を進めていくうちに、そう思えるようになったんです。
不安はもちろんありました。でも、それ以上にワクワクする気持ちが大きくなっていきました。
新しい世界が待っている。
そう信じて、私は自衛隊を退職しました。
あのまま自衛官を続けていたら?今思うこと
今となっては、あのまま自衛官を続けていたらどうなっていたのだろう?
そう思うこともあります。
正直に言います。今の状況に満足しているわけではありません。
当然、家計はどんどん苦しくなる一方ですし、家族にだって我慢してもらう部分がたくさんあります。
でも、辞めなければ、自分が実際どこまでやれるのか、そしてやり切ることができるのかなんて、わかるはずもないんです。
あのまま自衛官だったら、業務を淡々とこなし、脳みそが飛び出るほどビジネスについて考えることもなかったでしょう。
いつも同じ人と顔を合わせて、同じような会話をして、そんな平和な日々が続いていたかもしれません。
それはそれで幸せだったかもしれない。
でも、今の私は、挑戦している自分が好きです。
自衛官から起業して得た3つのもの

① 新しい出会いと学び
起業してから、新しい出会いがたくさんありました。
作家、アナウンサー、写真家、音楽家、スイーツの先生、コンサルタント、カフェオーナー、農家、英語の先生、美容師、編集者などなど・・・。
書いていて思ったのですが、起業1年目で本当に色々な方と出会ったな〜。
これは、踏み出したからこその特産物です。
それに、起業とはどういうものなのか、世の中の起業家さんの想いや生き様を学ぶことなんて、自衛官のままだったら絶対にありませんでした。
起業家の人たちって、本当にすごいんです。
リスクを背負いながらも、自分の信念を貫いて、前に進んでいる。
そんな姿を間近で見られることが、私にとって大きな財産になっています。
② ビジネスへの真剣な向き合い方
私は、起業して良かったと思っています。
なぜなら、自分にはビジネスのスキルも知識も全くなかったのだと痛感することができたからです。
もちろん、お金の知識もありませんでした。
そんな状態で起業した自分が恥ずかしいですが、毎日、成長と努力と出逢いに感謝する日々を送ることができています。
あのまま自衛官だったら、脳みそが飛び出るほどビジネスについて考える(この表現2回目(笑))なんてこと、絶対になかったですから。
③ 毎日が成長と感謝の連続
今の私は、毎日が学びの連続です。
失敗もたくさんします。うまくいかないことの方が多いです。
でも、一歩踏み出すと、世界が一気に広がるということを体験しています。
これって、本当にすごいことなんですよ。
自衛官時代には見えなかった景色が、今はたくさん見えています。

自衛官を辞めて起業するあなたへ|私からのメッセージ
不安は当然、でも挑戦する価値はある
もしあなたが今、自衛官を辞めて起業しようか迷っているなら、こう伝えたいです。
不安はあって当然です。私も毎日不安です。
収入が安定しない不安。 家族を養えるかの不安。 失敗したらどうしようという不安。
でも、その不安を乗り越えた先には、確実に新しい世界があります。
自分の可能性を試せるのは、今だけかもしれません。私もそう思って40歳で起業しました。
起業は準備と学びが必要不可欠
ただし、起業には準備と学びが必要不可欠です。
私は正直、準備不足で起業しました。
ビジネスの知識も、お金の知識も、ほとんどない状態でスタートしました。
だからこそ、今めちゃくちゃ苦労しています。
もしあなたが起業を考えているなら、退職前にできる限りの準備をしてください。
- ビジネスの基礎知識
- マーケティングの勉強
- お金の管理方法
- 自分の強みの分析
これらをしっかり学んでから踏み出せば、私よりずっとスムーズなスタートが切れるはずです。
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最後まで読んでくださって、ありがとうございました!
また次回のブログでお会い
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