こんにちは!前回の投稿で「フライパンで簡単!ピタパンの作り方|オーブンなしでぷっくり膨らむコツを実践レポ」という記事を書いたんですが、実はその後、意外な発見があったんです。
前回ご紹介した方法は、私の自宅のシステムキッチンで作った時の話。でも、パン教室のレッスンでカセットコンロを使ってピタパンを焼いてみたら、全く違う結果になってしまいました。
今回は、システムキッチンとカセットコンロの両方で実際にピタパンを焼き比べた体験談を、成功例も失敗例も包み隠さずお話しします。「フライパンでピタパンを作りたいけど、うまく膨らまない…」と悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

私がこの記事を書ける理由
まず最初に、私の自己紹介を少しさせてください。
私は自宅でパン作り教室を開いていて、生徒様に色々なパンの作り方をお教えしています。ピタパンも人気メニューの一つなんです。
この記事は、実際にシステムキッチンとカセットコンロの両方でピタパンを焼いた経験から書いています。しかも、成功だけじゃなくて失敗も経験済み。生徒さんからも「膨らまなかった」「焦げちゃった」という質問をたくさん受けてきました。
だからこそ、どんな環境でピタパンを焼くとどうなるのか、リアルな情報をお伝えできると思っています。
システムキッチンでピタパンをフライパンで焼いた結果【成功例】
まずは、成功例からお話ししますね。
システムキッチンの安全機能とは?
皆さん、システムキッチンに安全機能が付いているって知っていますか?
最近のシステムキッチンには、高温を感知すると自動的に火力を落としてくれる機能が備わっているんです。例えば、中火でフライパンを温めていて、そのまま放置すると、フライパンがどんどん高温になりますよね。
すると、キッチン側が「危ないな」と判断して、勝手に弱火に火力を落としてくれるんです。空焚き防止のための安全装置ですね。
普段の料理では「勝手に火力が変わると困る!」と思うかもしれませんが、実はこの機能、ピタパン作りには意外と相性が良かったんです。
実際にピタパンを焼いてみた手順
それでは、実際に焼いた時の様子をお話しします。
- フライパンを中火で温めます
- ピタパンの生地を投入
- しばらくすると、フライパンが高温になって火力が自動で弱火に変わりました
この時、正直「やば!大丈夫!?ちゃんと焼けるかな?」ってめちゃくちゃ心配になったんです。だって、急に火が弱くなったんですもん。失敗したかも…って思いました。
でも、ここが我慢のしどころ。グッとこらえて、そのまま焼き続けてみたんです。

結果:プク〜っと綺麗に膨らんだ!
すると…プク〜っと!生地全体が風船みたいに綺麗にふっくら膨らんでくれました!
感動しました。火力が弱くなったのに、ちゃんと膨らむんです。
システムキッチンの安全機能が、実はピタパンを焼くのにちょうど良い火加減を保ってくれていたんですね。強すぎず、弱すぎず。絶妙なバランスです。
表面はこんがり、中はふわっと。ポケット状の空洞もバッチリできていて、具材を詰められる完璧な仕上がりでした。

カセットコンロでピタパンをフライパンで焼いた結果【失敗例】
さて、ここからが本題です。
システムキッチンで成功した私は、自信満々でした。「フライパンでもできるんだ!じゃあレッスンでも実演しよう!」と思ったんです。
なぜカセットコンロを使おうと思ったのか
パン教室では、生徒さんたちがテーブルを囲んで作業します。そこで、テーブルの上にカセットコンロを置いて、みんなで見ながら焼こうと考えました。
しかも、カセットコンロなら火加減を自分でコントロールできます。システムキッチンのように勝手に火力が落ちることもない。強火を維持できるから、もっと上手に焼けるんじゃない?なんて思っていたんです。
完全に油断していました。
実際に焼いてみて起きた問題
レッスン当日、いざカセットコンロで焼いてみると…あれ?
中火くらいの火加減でピタパンの生地を温めていると、しばらくするとぷくぷくっとところどころ膨らんできます。「お、いい感じ!」と思ったんですが、そこまで。
全体がプク〜って膨らむことはありませんでした。
しかも、生地の一部が焦げ始めたんです。慌てて火加減を調整して、なんとか焼き上げましたが、やっぱりしっかり全体が膨らむことはありませんでした。
生徒さんたちの前で失敗…ちょっと悲しかしかったです。

失敗の原因を分析
後から冷静に考えてみて、失敗の原因が分かりました。
カセットコンロは火加減の調整が難しいんです。自分で火力をコントロールできるのは良いんですが、逆にそれが仇になりました。
中火のつもりでも、実は少し強すぎたり。フライパンの底の温度が上がりすぎて、生地が焦げてしまったり。システムキッチンのように自動で調整してくれないので、こまめに自分で火加減を見ないといけないんですね。
ピタパンは、適度な温度でじっくり加熱することで内部に蒸気が溜まって膨らむ仕組みです。温度が高すぎると表面だけが焦げて、中まで熱が通る前に焼けてしまうんです。
ピタパンがフライパンで膨らまない原因と対策
ここまでの体験から、ピタパンが膨らまない原因が見えてきました。
膨らまない主な原因3つ
1. 火力が強すぎる(焦げる) カセットコンロで失敗したのがこのパターン。表面だけが先に焼けて、中まで熱が届かないんです。
2. 火力が弱すぎる(熱が足りない) 逆に火が弱すぎても、生地が十分に加熱されず膨らみません。
3. 加熱時間が短い 焦ってひっくり返したり取り出したりすると、膨らむ前に終わってしまいます。
システムキッチンでの成功ポイント
システムキッチンで成功した理由を整理すると:
- 中火で安定して加熱できる
- 安全機能による自動調整が絶妙な火加減を保ってくれる
- 焦らず待てば、自然と膨らんでくれる
つまり、システムキッチンの安全機能を信じて、我慢強く待つことが成功のカギでした。
カセットコンロで焼く場合の注意点
カセットコンロを使う場合は、以下に注意してください:
- こまめな火加減調整が必須
- 焦げ始めたらすぐに弱火へ
- 弱火〜中火の間くらいがベスト
- 全体が膨らまなくても、火は通っているので食べられる
とにかく、加熱しすぎに注意してくださいね!
失敗しても大丈夫!膨らまなかったピタパンの活用法
もし膨らまなくても、安心してください。ちゃんと火は通っているので食べられますし、美味しく活用する方法があります。
包丁で切り開けば問題なし
膨らまなかったピタパンは、包丁を使って横から切り開けばOK。ポケット状にすれば、具材を挟むことができます。
見た目は少し違うかもしれませんが、味は変わりません!
膨らまないピタパンのアレンジレシピ
他にも、こんな活用法があります:
- ピザ生地として活用: トマトソースとチーズをのせて焼けば、簡単ピザに
- サンドイッチ風に挟む: 具材を上にのせて、もう1枚で挟むスタイル
- 小さくカットしてディップ用に: フムスやバーニャカウダと一緒に
失敗は成功のもと。色々試してみるのも楽しいですよ。

フライパンでピタパンを上手に膨らませる5つのコツ
最後に、フライパンでピタパンを焼く時のコツをまとめます。
1. フライパンはしっかり予熱する
冷たいフライパンに生地を乗せても膨らみません。中火で1〜2分予熱してから生地を入れましょう。
2. 中火を基本とする
強火は焦げやすく、弱火は時間がかかります。中火がベストバランスです。
3. 生地を乗せたら触らず待つ
焦って動かしたくなりますが、じっと待つことが大切>。生地が自分のタイミングで膨らみます。
4. 焦げ始めたら火を弱める
焦げの匂いがしたり、煙が出始めたら、すぐに火を弱めましょう。
5. システムキッチンなら安全機能を信じる
火力が自動で落ちても慌てない。その火加減が実はちょうど良いんです。
まとめ:ピタパンをフライパンで焼くならシステムキッチンが楽!
今回、システムキッチンとカセットコンロの両方でピタパンを焼いてみて分かったこと:
- システムキッチンの安全機能が、ピタパン作りに意外と便利
- カセットコンロは火加減調整が難しく、こまめな管理が必要
- 失敗しても美味しく食べられる
- 大切なのは適度な火加減と、焦らず待つこと
もしあなたの自宅がシステムキッチンなら、ぜひフライパンでピタパンに挑戦してみてください。意外と簡単に、ふっくら膨らんでくれますよ!
カセットコンロを使う場合は、火加減に十分注意して、焦げないように見守ってあげてくださいね。
あなたはどちらの方法で作りますか?成功しても失敗しても、ぜひコメントで教えてください!

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