パン 失敗|季節の変わり目に注意!うまくいっていたパン作りが突然うまくいかなくなる理由と対策

生地とカード

「最近、パン作りうまくいかないな。」

そう感じることありませんか?

特に春や秋、季節の変わり目に起きがちなパンの“プチトラブル”には、実はちゃんと理由があるんです。

今回は、いつも上手くいっていたパン作りが、突然失敗するようになった時に、気にして欲しいポイントと対策についてご紹介していきます!

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緑の中で笑顔が輝く私のプロフィール写真

高校卒業してから23年勤めた、航空自衛隊を41歳で退職。2024年に自宅教室「こだわり酵母パン教室フリーゼ」をオープン。

“自分時間を大切に”“職場でも家でもない場所に居場所を作る”そんな教室作りをしています。

初心者の方でも一味違ったパン作りが叶う「麹種(こうじだね)」

『簡単に、でも本格的に!』

「ルヴァン」と「麹」を融合させた特別なパンを作りましょう!

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なんで急に失敗?

困っている人

「いつも通りに作ったのに、なぜかパンの膨らみが悪い」

「生地がベタつく」

「発酵時間が読めない」

これは、実は、季節の変わり目によくあるお悩みなんです。

季節の変わり目は、プロのパン職人ですら失敗することがあるんですよ!

なぜそうなるかというと、「気温と湿度が安定しない」からです。

昨日まで暖かかったのに、急に寒くなったり、朝方と日中の気温の差が大きかったりと、季節の変わり目は気温も湿度も不安定ですよね。

パンを膨らませる酵母(イースト)は、温度と湿度が大きく関わってきます。

いつもの感覚で、「〇〇度で〇〇分発酵させればいいんだな。」と思って作業していると、

出来上がりが思ったようにいかなかったという失敗につながるんです。

パン作りに影響する「気温」と「湿度」

オーブンの中の温度計

パン作りでは、その時の気温と湿度を知っておくことが大切です。

「なんだか今日は肌寒いな。」と感じても、実際の気温はそれほど低くないことってありますよね。

逆に、自分は暖かいなと思っていても、家族は寒いと言っていたり…。

季節の変わり目は、人によって体感温度のずれも大きくなります。

それに比べて、パン酵母(微生物)は少しの温度変化も敏感に感じ取ります。

そのため、温度湿度が安定しない季節の変わり目には、パン作りで失敗が増えやすくなってくるんです。

例えば…、

  • 室温が下がると発酵が進みにくい
  • 湿度が上がると生地がベタつきダレやすくなる
  • 夏の発酵スピードに慣れていると、秋冬は発酵不足になりがち

そんな時に役立つのが、温度計と湿度計。

パン作りに適している温度と湿度は、温度27℃前後、湿度60%前後です。

「なんとなく」の感覚ではなく、正確に測ることでパン作りを安定させることができます!

生地のこね上げ温度を確認しよう

生地の温度を測っている

パン作りには「温度と湿度」が大事だということはわかったと思いますが、これは、外気温だけではありません。

実は、生地自体の温度も大きく関わってきます。特にこね上げた生地の温度は気にしてあげたほうがいいです。

こね上げ温度が高い生地は、発酵スピードが早いのに対して、低い生地はゆっくり時間をかけて発酵していきます。

季節の変わり目で、空気や水、材料の温度がコロコロ変わってしまう時期ですので、こね上げ温度も普段より安定しなくて、困惑してしまうかもしれません。

こね上がった生地の温度が、27℃前後だと酵母にとって活動しやすいです。

27℃というのは理想の温度帯です。パン作りに慣れている人じゃないとなかなか、生地の温度を適正値に持っていくのは難しいかと思います。

とにかく、気にして欲しいのは、27℃より高くしない!ということ。

初心者のうちはまずは難しいことを考えず、生地の温度をあげ過ぎないことだけを気にしておいてください。

生地の温度は、「水温」で調整しましょう!

コップに注がれた水

寒くなると水が冷たくなりますよね。すると生地の温度も低くなります。

仕込み水は、真冬なら30〜40℃に温め、真夏なら冷水(氷水や冷蔵庫で冷やしたもの)にします。

春や秋などの季節の変わり目の時期は、まずは「常温(室温に置いておいたもの)」のものを使ってみてください。

発酵時間の“感覚”を見直そう

よくあるのが、「レシピには〇〇℃で〇〇分だから、この通りにやろう。」と、温度と時間だけで作ってしまうことです。

温度と時間はあくまでも目安!

大切なのは、しっかり生地の状態を見るということです。

その日の気温や湿度、生地の温度などで発酵時間は大きく変わります。

特に季節の変わり目は、不安定なのでレシピ通りにいかないことがほとんどです。

適正な発酵がされているかをチェックしよう!

  • 一次発酵:
    2倍の大きさになっているか。
    指を刺して空いた穴が残ったままか。
  • 二次発酵:
    一回り大きくなっているか
    天板を揺するとプルプルしているか。
    指で優しく押したところが、ゆ〜っくり戻ってきてうっすら指の跡が残るくらいが目安。

うまくいかない時の対策

季節の変わり目は、普段よりも温度保変化を気にしなくてはいけません。

とはいえ、温度調整や管理は初心者にはなかなか難しいかと思います。

でも大丈夫!!うまくいかない時は次のような対策をしてみましょう。

発酵器に入っているパン
  • 発酵器やレンジの発酵機能を活用する。
    安定した温度で発酵させると失敗を防ぐことができます。霧吹きをしたりお湯を張ったコップを置いておくと、湿度も調整することができますよ^^
  • 湿度が高い日は、水分量を少し減らしてみましょう。
    水分を減らした生地をこねる時、もし途中で生地が硬い、伸びが悪いと思ったら、こねの途中で水分を少しずつ追加して調整します。
    いつも通りの水分量ではベタつくなと感じた場合は、水分量を調整してみてください。
  • 作るたびにメモをとり記録しておく
    これは、私もよくやる方法なのですが、その日の温度、湿度、発酵温度、時間。
    これらをメモしておくと、失敗しても、原因を特定したり対策を打ったりできるんです。
    季節ごとのポイントや調整を見える化しておくことで、次回のパン作りにとても役立ちます!

失敗はステップアップのチャンス!

パン作りは、年間を通してできるので、季節の変化をとても感じやすくなります。

発酵が早いと、「お!暖かい季節になったんだな〜」とか

発酵がなかなか進まないと「もうそろそろ寒い時期に突入か〜」など、

パンを通して四季を感じる事ができます^^

なんだかちょっと素敵なお話ですね!

いつもは上手くいくのに「なんで〜?」と思ったら、季節を感じてみてください。

すると、「あ、そっか、今は季節の変わり目だから、いつの通りにいかないんだね。」と納得して作業する事ができます。

そうやって、何度も季節の変わり目でうまくいかなかったこと、うまくいったことを経験して、パンと向き合っていると、ものすごくパン作りが上手になっていきます^^

失敗は失敗ではありません!

「成長した」ということなんです!

初心者

今は、ちょうど春。季節の変わり目です。

この機会に、今日のブログに書いてあることを実践してみてください^^

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