
パネトーネを作ったら、グラッサが余っちゃった…そんな経験ありませんか?
パネトーネを作ると、トッピング用のマカロン生地(グラッサ)がつい余ってしまうこと、ありますよね。
私もいつも「ちょっと多めに作っておこうかな」と思って作ると、必ずと言っていいほど余ります^^
でも、捨てるのはもったいない!
実はこの余ったグラッサ、そのまま焼けば子供たちも大喜びの絶品クッキーになるんです。
我が家では取り合いになるほどの人気おやつ。しかも作り方はとっても簡単で、オーブンに入れて約20分待つだけ。
今回は、パネトーネ作りを何度も経験してきた私が、実際に200g以上のグラッサを余らせてしまった時の体験をもとに、活用法を詳しくご紹介します。
焼き時間や温度、アレンジ方法まで、失敗も含めた試行錯誤から学んだコツをすべてお伝えしますね。
パネトーネのマカロン生地(グラッサ)とは?
グラッサの正体はイタリアのアマレッティと同じ生地
パネトーネのトッピングに使う「グラッサ」、実はイタリアの伝統的なアーモンドクッキー「アマレッティ」と同じ生地なんです。
材料を見てみると:
- アーモンド粉
- 粉糖
- 卵白
この3つだけ。シンプルですよね。
マカロンにも似ていますが、アマレッティの方がもっと素朴で香ばしい仕上がりになります。粉糖とアーモンドの自然な甘さと香りが特徴で、複雑な工程がいらないのも嬉しいポイント。
つまり、余ったグラッサはパネトーネのトッピングとしてだけでなく、それ自体が立派なお菓子になる素材なんです。
余ったグラッサはそのまま食べないで!
ここで大事な注意点をひとつ。
余ったグラッサは生のまま食べないでください。
生卵白が含まれているので、必ず加熱が必要です。
でも、焼くことで食感と風味が劇的に変わります。生地の時は甘くてねっとりしていますが、焼くと外はカリッ、中はしっとりもっちり。全く別物の美味しさになりますよ。

余ったマカロン生地(グラッサ)の基本の焼き方【温度・時間】
それでは、実際の焼き方をご紹介します。本当に簡単なので、お菓子作り初心者さんでも大丈夫ですよ。
必要な道具と準備
- オーブン(またはオーブントースター)
- クッキングシート
- 絞り袋またはスプーン
特別な道具はいりません。絞り袋がなければ、スプーンで生地を落としていくだけでもOKです。
基本の焼き方(ステップバイステップ)
手順1:オーブンを予熱する
オーブンを150〜160℃に予熱します。この温度がポイント。高すぎると表面だけ焦げて、中が生っぽくなってしまいます。
手順2:生地を並べる
クッキングシートを敷いた天板に、直径2〜3cmくらい(大きさはお好みでも♡)の大きさで生地を絞るか、スプーンで落としていきます。焼くと少し広がるので、間隔は3cmくらい空けておくと安心です。
手順3:焼く
約20分焼きます。表面が乾いて、ほんのり色づいたらOKのサイン。
手順4:冷ます
焼き上がったら天板の上で少し冷まします。この時点ではまだ柔らかいですが、冷めるとカリッとしてきます。


焼き上がりの理想的な状態
完成したグラッサクッキーは:
- 外はカリッ
- 中はもっちり or しっとり
- 冷ますとさらにカリッと仕上がる
まさにアマレッティそのもの。アーモンドの香ばしい香りが部屋中に広がって、焼いている間からワクワクします。
焼き時間で変わる食感の違い【実体験から】
実は、焼き時間を変えるだけで食感が全然違うんです。何度も焼いてみた私の経験から:
- 15〜20分:中がしっとり、ちょっと歯にくっつく食感。しっとりねっとり系が好きな人向け
- 20〜25分:全体がサクサク食感。カリカリクッキーが好きな人向け
我が家では、全員サクサク派なので、しっかり焼いて作っています^^
お好みで調整してみてください。オーブンによって火力が違うので、初めて作る時は20分経ったら一度様子を見るのがおすすめです。

グラッサをもっと美味しく!簡単アレンジ5選
基本の焼き方でも十分美味しいですが、ちょっと手を加えるだけでバリエーションが広がります。
① 風味を変えるトッピングアレンジ
生地に混ぜるだけで、味わいが変わります。
| 追加素材 | 分量の目安 | 味の特徴 |
|---|---|---|
| 純ココア | 生地に対して5〜10% | ほろ苦→大人味に |
| レモン皮(すりおろし) | ひとつまみ | 香りが爽やかに |
| シナモン/バニラ | 少量 | 温かみのある香り |
| アーモンドスライス | 1粒ずつ上にのせる | 見た目もかわいい |
私のお気に入りはレモン皮を少し入れるバージョン。爽やかな香りが加わって、紅茶との相性が抜群なんです。
ココアを入れると、見た目もおしゃれなチョコレート風味になります。バレンタインのプレゼントにも良さそう。
② ザクザク食感にする裏ワザ
「もっとクッキーっぽいザクザク感が欲しい!」という時には、薄力粉を5〜10%(小さじ1〜2程度)加えるだけ。
こうすると:
- 表面がよりクッキーっぽく、割れがきれいに出る
- 生地が流れにくいので、小さいクッキーも作りやすい
- 安定感が増して失敗しにくい
薄力粉を入れすぎると硬くなるので、ほんの少しだけがコツです。
③ パンのトッピングに活用
焼く前の生地のまま、パンに活用するのもおすすめです。
シナモンロールやブリオッシュの上に薄く塗って焼くと、表面がカリザクに。リッチパン全般に合いますよ。
特に我が家で人気なのが「アーモンドラスク風トースト」。食パンに薄く塗って焼くだけなんですが、これが強い。リピート確定の味です。
朝食が一気にカフェっぽくなるので、休日の朝に作ると家族のテンションが上がります^^
④ 焼いた後の楽しみ方
焼き上がったクッキーは、そのまま食べても美味しいですが、こんな楽しみ方も:
- 砕いてヨーグルトに入れる:グラノーラ感覚で
- アイスクリームのトッピング:アーモンドの香ばしさが合う
- 粉糖を振ってシンプルに:見た目もかわいい
アイスのトッピングは特におすすめ。バニラアイスとの相性が最高です。
⑤ コーヒー・紅茶との相性抜群
このグラッサクッキー、コーヒーや紅茶と一緒に食べると本当に美味しいんです。
アーモンドの香ばしさと粉糖の優しい甘さが、飲み物の苦味や香りを引き立ててくれます。
お茶時間が一気に格上げされる感じ。ちょっとしたご褒美タイムにぴったりです。
我が家では、子供たちが学校から帰ってきたおやつタイムに、牛乳と一緒に出しています。「今日もあのサクサクのお菓子ある?」と聞かれるくらい人気です^^

200g以上余った時の実例【我が家の場合】
以前、パネトーネを作った時、グラッサが200g以上余ってしまったことがあります。
「これ、どうしよう…」と最初は思いましたが、今では「ラッキー!」と思えるようになりました。なぜなら、たくさんお菓子が作れるから^^
大量消費には「マカロンラスク」が最適
大量に余った時は、薄めに広げて焼くのが一番簡単で失敗しません。
天板にクッキングシートを敷いて、生地を薄く伸ばすか、スプーンで少しずつ落としていきます。
ここでのポイントは「厚いと中がベタつく」こと。これ、実際に失敗して学びました^^;
薄めに焼くと、全体がサクサクに仕上がって、まるでラスクのよう。ちょっと厚めに焼いたものは中がしっとりして、それはそれで美味しいんですけどね。
実際に作った時の感想
200g分のグラッサから、小さめサイズで30個くらいのクッキーができました。
焼き上がりを味見した瞬間、「これ、めちゃくちゃ美味しい!」と家族全員で盛り上がりました。
子供たちは「もう1個!」「あと1個だけ!」と言って、あっという間に半分くらい食べてしまいました。取り合いになるレベルです^^
グラッサ(マカロン生地)の保存方法と日持ち
余ったグラッサ、全部一度に焼かなくても大丈夫です。保存方法を知っておけば、好きな時に焼けますよ。
保存方法一覧表
| 状態 | 保存方法 | 期間 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 生地のまま | 冷蔵 | 2〜3日 | 乾燥しないようラップ密着 |
| 焼いた後 | 常温 | 5〜7日 | 密閉容器推奨 |
| 冷凍(生地or焼成後) | 冷凍 | 1ヶ月 | 解凍は常温でOK |
保存のコツと注意点
生地のまま保存する時は、乾燥が大敵です。ラップをぴったり密着させて、空気に触れないようにしましょう。
焼いた後のクッキーは、完全に冷めてから密閉容器に入れます。温かいうちに入れると湿気てしまうので注意。
冷凍する場合は、生地でも焼いた後でもどちらでもOK。解凍は常温に置いておくだけで大丈夫です。焼いたクッキーを冷凍しておけば、急な来客の時にも便利ですよ。
まとめ:余ったマカロン生地(グラッサ)は宝物!
パネトーネを作る時に余ってしまうマカロン生地(グラッサ)。
捨てるのはもったいない!そのまま焼けば、子供も大人も大好きな絶品クッキーになります。
今回のポイントをおさらい:
- グラッサはアマレッティと同じ生地
- 焼き方は簡単:150〜160℃で約20分
- 焼き時間で食感が変わる(しっとり派 vs サクサク派)
- アレンジ次第で様々な楽しみ方ができる
- 保存もできるので、後日焼いてもOK
- コーヒー・紅茶との相性抜群
我が家では、パネトーネを作る時に「グラッサ多めに作ろうかな」と思うようになりました。だって、このクッキーが美味しすぎるから^^
次回パネトーネを作る時は、ぜひグラッサを多めに作ってみてください。きっと家族みんなが喜ぶおやつになりますよ!
焼きたてのアーモンドの香りが部屋中に広がる瞬間、本当に幸せな気持ちになります。
余ったグラッサは「困りもの」じゃなくて「楽しみ」。そう思えたら、パネトーネ作りがもっと楽しくなりますよね。
ぜひ試してみてください♪
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