
こんにちは!今年の夏休み、小学生の息子と一緒に取り組んだ自由研究が、私にとってもとても良い気づきになったのでシェアしたいと思います。
「パンはどうして膨らむの?」
息子のこの素朴な疑問から始まった今回の自由研究。正直、最初は「また面倒な宿題が…」と思っていた私ですが、実際に取り組んでみると、大人の私も驚くような発見がたくさんありました!
もしあなたも「夏休みの自由研究、何をしよう?」と悩んでいるなら、ぜひ最後まで読んでみてください。親子で楽しめて、しかも実用的な知識が身につく、そんな体験談をお届けします^^
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高校卒業してから23年勤めた、航空自衛隊を41歳で退職。2024年に自宅教室「こだわり酵母パン教室フリーゼ」をオープン。
“自分時間を大切に”“職場でも家でもない場所に居場所を作る”そんな教室作りをしています。
ホームベーカリーで叶える“無理しない”パン生活で、ふんわり美味しいパンをいつでもそばに。
『簡単に、でも本格的に!』をモットーに、生活にワクワクをお届けします!
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なぜパン作りを自由研究のテーマに選んだのか
「パンは何から出来ているか知ってる?」と子供に聞いたら、3つちゃんと言い当てたんです!残念ながら「塩」だけ思いつかなかったんですが、大人でも答えられない人が多い中、3つも言い当てるなんて、さすがパン教室の子供ですね!←親バカ
そこまでわかっているなら、もっとパンについて知ってもらおうと、「パンをテーマにしたらどう?」と提案したんです。
すると、息子は、「それやりたい!そうする!」
私も、ちょうど実験したいことがあったので、一緒に自由研究を進めることにしたんです。
もちろん、主体は子供ですよ^^
「パンはどうして膨らむの?」研究の準備と仮説

パンが膨らむ2つの要素を理解する
まず、パンを膨らませる要素について調べてみました。主に2つあります。
一つは、酵母。二つはグルテンです。
酵母は発酵によってガスを発生させ、グルテンはそのガスを包み込んで生地を膨らませる役割を果たします。今回はこのグルテンについて深く研究することにしました。
なぜグルテンを選んだかというと、酵母は目に見えない微生物の働きで少し難しいけど、グルテンなら小学生の息子にも理解しやすそうだったからです。
小麦粉の種類とタンパク質含有量の基礎知識


グルテンは、タンパク質の量で決まります。タンパク質量が多いとそれだけ強いグルテンが形成されやすいということです。
このタンパク質は、小麦粉の種類によって変わります。息子と一緒に調べた結果がこちらです:
- 最強力粉 タンパク量 約13% → 食パン
- 強力粉 タンパク量 約11〜12% → パン全般
- 中力粉 タンパク量 約10〜11% → フランスパンやうどんなど
- 薄力粉 タンパク量 約9%以下 → 天ぷらやクッキーなど
数字で見ると、こんなに違いがあるんですね!息子も「へぇ〜!」と興味深そうでした。
夏休み自由研究の実験方法:薄力粉vs強力粉

実験条件の統一
今回は、強力粉と薄力粉のパンのでき方を比べました。
科学的な実験にするため、以下の条件は全て同じにしました:
- 配合
- こね時間
- 発酵時間
- 温度
- 焼き時間
粉の種類を変えただけでどのような違いが生まれるか、これが今回の検証ポイントです。
息子には「科学者になったつもりで、しっかり観察しようね」と声をかけました。子供って、こういう「○○になったつもり」という設定、大好きですよね^^
パン作りの各工程での観察ポイント
実験では、各工程での違いをしっかり記録することにしました。息子も一生懸命メモを取ってくれて、まるで本当の研究者みたいでした!
観察ポイントは以下の通りです:
- 粉の質感
- こね上がりの状態
- 丸め・成形時の扱いやすさ
- 発酵の進み具合
- 焼き上がりの見た目
- 香りと味
自由研究の結果:薄力粉と強力粉の驚きの違い
粉の質感から焼き上がりまでの詳細比較
実際に実験してみると、工程ごとに明確な違いが現れました!
■粉の違い
- 薄力粉:白く、粒が少し大きいイメージ、キュッキュッと締まる感じがして指の跡がしっかり残る
- 強力粉:若干黄色がかっており、粒が小さいイメージ、サラサラとしている

■こね上がり
- 薄力粉:グルテンは形成されているが強さはなく生地がゆるい、ベタベタとしてまとまりが悪い、コシがない感じ
- 強力粉:グルテンが強く薄い膜が破れにくい、まとまりがあり、コシがある

■丸め・成形
- 薄力粉:ベタつき手にくっつきやすい、ダレやすく高さがでない
- 強力粉:張りのある生地感、扱いやすい

■発酵 薄力粉・強力粉とも同じくらいのスピードで発酵しました


■焼成
- 薄力粉:釜伸びせず高さが出なかった、表面に張りがないためシワやザラつきが目立つ、焼き色がつかない
- 強力粉:しっかり釜伸びしていた、表面に張りがあるため綺麗、茶色く綺麗な焼き上がり

食感・香り・味わいの違いを検証
最後の試食タイムは、息子も私も真剣そのもの!
■香り
- 薄力粉:小麦の香りが弱い
- 強力粉:小麦の香りが強く香ばしい
■食感・味わい
- 薄力粉:ふんわり感が少なめ、パサつきがあり味が薄い
- 強力粉:ふんわりしっとりしている、味が濃く小麦の味が感じられた



息子は「同じ作り方なのに、こんなに違うんだね!」と驚いていました。
自由研究で得られた最大の発見
薄力粉でも意外とパンになる事実
実験の結果で、一番驚いたのは「薄力粉で作っても意外とパンにはなる」ということです。
マズイわけでもなく、膨らみは少ないけどパンとしては食べられるレベルだということがわかりました。強力粉のパンには当然敵いませんが、間違えて薄力粉を使ったとしても慌てずに進めてみてください。意外とパンにはなりますよ。
この発見は、息子にとっても私にとっても大きな学びでした。「失敗を恐れずにチャレンジすることの大切さ」も、この実験から学べたように思います。
グルテンがパンの食感に与える重要性
この実験から、パン作りにはグルテンがいかに重要かがわかりました。強いグルテンはふんわりとした食感に大きく影響するのです。
息子も「グルテンってすごいんだね!」と、科学の面白さを実感してくれたようです。
親子で取り組む夏休み自由研究のメリット

大人も新たな発見ができる共同学習
子供の自由研究から、たくさんの発見が生まれました。
正直、大人にとってはめんどくさい自由研究ですが、一緒に楽しむことで新たな発見があったりといいこともあります。面倒な宿題が、気づいたら楽しい親子時間に変わっていたんです。
趣味と学習を組み合わせる一石二鳥の効果
せっかくなら、大人の趣味に子供を巻き込んでもいいかと思います^^
大人は趣味を楽しむ、子供は自由研究ができる。一石二鳥ですね^^
今回のパン作り実験を通じて、息子との距離も縮まったような気がします。普段は忙しくてなかなかゆっくり話せないことも、一緒に作業しながらだと自然に会話が生まれるんですよね。
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