「もう私の年齢では遅いかしら…」
「今さら新しいことを始めるなんて…」
そんな風に思っていませんか?
実は先日、私のパン教室に通ってくださっている70代の生徒様が、とても素敵なことをおっしゃったんです。
「新しいことを始めるのにお金がかかるのは当たり前。少しお金をかけた方が新しい学びがある。今更お金をかけるのが勿体無いと友人は言うけれど、それよりも、自分が若々しくいるために、元気があって精力的に動いている自分でいたいの」
この言葉を聞いたとき、私は心から感動しました。
年齢を重ねても、いえ、年齢を重ねたからこそ新しい挑戦をする。その姿勢こそが、本当の意味で「若々しい」ということなのかもしれません。
今日は、60代・70代から習い事としてパン作りを始めた生徒様のお話を通じて、年齢に関係なく新しいことを始める素晴らしさをお伝えしたいと思います。

「新しいことを始めるのにお金がかかるのは当たり前」と決意されたシニアの生徒様
若々しくいたい—年齢を重ねても挑戦し続ける姿勢
冒頭でご紹介した生徒様は、少し年配の方です。でも、その表情はいつもキラキラしていて、新しいことへのワクワク感が伝わってきます。
生徒様がパン作りを始めたのは、「やったことのないことに挑戦したい」という純粋な好奇心からでした。
「お金のためじゃなくて、自分が元気でいるため。精力的に動いている自分でいたいから」
このお言葉、本当に深いなって思うんです。
お金は使えばなくなりますが、新しいことに挑戦して得た経験や喜びは、一生自分の中に残り続けますよね。それに、何かに取り組んでいる時の自分って、確かに生き生きしているんです。
友人との関係が変わる現実—出不精になる周囲との温度差
ところが、年齢を重ねると、周りの環境も少しずつ変わってくるそうなんです。
生徒様のお話では、昔から一緒に旅行や食事を楽しんでいた友人たちが、だんだんとお誘いを断るようになってきたとのこと。
「体力がないから…」
「私にはもう無理だわ…」
なんだかんだと理由をつけて、外出を避けるようになってしまったそうです。
生徒様ご自身は、ずっと家に引きこもっているのが辛いタイプ。雨が降って外出できず、ずっと家にいた日でも、「今日は何もしなかったな」と思うだけで、1日を損したようなモヤモヤした気持ちになるそうなんです。
わかります、その気持ち。せっかくの一日なのに、何も得るものがなかったって感じると、なんだか寂しいですよね。

60代・70代が習い事を始められない理由—「あるある」な現実
「落ち着いたら始めよう」が実現しない理由
実は、こんな話ってよくあるんですよね。
「今は子育てが忙しいから、落ち着いたら好きなことをしよう」
そう思っていたら、今度は親の介護が始まって…。そうこうしているうちに、今度は自分自身が体力的に動くのが難しくなってきて、結局習い事や好きな場所に行けなくなってしまう。
これ、本当に「あるある」だと思うんです。
人生には常に何かしらの「忙しさ」や「事情」があります。子育て、仕事、介護、家事…。「落ち着いたら」と待っていたら、いつまで経っても自分の時間は来ないんです。
若い頃の行動が今の財産に
だからこそ、先ほどの生徒様もこうおっしゃっていました。
「若い頃、育児や仕事で忙しかったけど、ちょっとでも余裕ができた時に無理してでもたくさん旅行に行っておいてよかった」
この言葉、本当に大切だなって思います。
「こうなったら、ああなったら」と待っていたら、いつまで経っても好きなことはできません。それどころか、一緒に楽しんでくれる友人からも誘いを断られるようになって、少し寂しい気持ちになることもあるんです。
これは、若者にはなかなか理解できないことかもしれませんね。
若い頃に行動した経験は、年齢を重ねた今、かけがえのない財産になっている。それを実感されているからこその言葉なんですよね。
習い事を始めたい60代・70代の方へ〜今こそ一歩踏み出してほしい理由
育児・介護・仕事で自分の気持ちを押し殺している方へ
もし今、育児、介護、仕事などで忙しくて、「そんな暇がない」と自分の気持ちを押し殺している方がいるとしたら、ぜひ聞いてほしいんです。
まずは一歩、踏み出してみませんか?
体験だけでも大丈夫なんです。たった1回、2時間だけでもいい。
少し何か始めたきっかけで、自分の気持ちが晴れたり、充実感が得られたり、ワクワクしたり…。生活が色づいてくるように感じられるはずです。
「忙しいから無理」じゃなくて、「忙しいからこそ、自分のための時間が必要」なんだと思います。
高齢だからこそ習い事を始める価値がある
また、もしご高齢で「習い事なんて今さら…」と躊躇されている方がいたとしたら、むしろ背中を押してあげたいって思うんです。
少々お金がかかったって良いじゃないですか!
それで少しでも人生が豊かになるなら、「やってみてよかった!」って思ってもらえるはずです。
年齢を重ねた今だからこそ、時間の使い方も、お金の使い方も、自分で選べる自由があるんです。その自由を、ぜひ自分自身のために使ってほしいなって思います。
パン教室で得られるもの—技術だけじゃない価値
私のパン教室では、パン作りの技術だけじゃなく、もっと大切なものが得られると思っています。
それは、会話に花が咲く楽しさです。
正直に言うと、お話が盛り上がりすぎて、パン作りに集中できないこともあるかもしれません(笑)。
でも、それでいいんです。
新しい仲間との出会い、笑い合える時間、「今日は楽しかった」と思える瞬間。60代・70代の習い事として、技術よりも大切なのは、その時間が心を豊かにしてくれるかどうかだと思うんです。

私がこの記事を書ける理由—パン教室主宰者として見てきた生徒様の変化
実際に60代・70代の生徒様をお迎えしてきた経験
ここまで読んでくださって、「この人、本当にそんな生徒さんがいるの?」って思われたかもしれませんね。
安心してください、本当にいらっしゃるんです(笑)。
私はパン教室を主宰していて、さまざまな年齢層の生徒様をお迎えしてきました。20代の方もいれば、60代、70代の方もいらっしゃいます。
初心者の方、シニアの方でも安心して通える教室づくりを心がけているので、「私なんかが行っても大丈夫かしら」という心配は無用です。
習い事を始めた生徒様たちの「その後」
実際に習い事としてパン作りを始めた生徒様たちを見ていると、本当に変化を感じるんです。
最初は少し緊張した表情だった方が、回を重ねるごとに表情が明るくなっていく。
「先生、家で作ってみたんです!」
「家族が喜んでくれて嬉しかったです」
「自分で焼いたパンを朝食で食べました。嬉しかった〜」
そんな報告をしてくださる時の、あの輝いた目。
「新しいこと」への挑戦が、確実に自信につながっている瞬間を、私は何度も目にしてきました。
生活に彩りが増える。それだけで、毎日がこんなにも変わるんだなって、生徒様たちから教えていただいています。

パン作りが60代・70代の習い事に最適な理由
では、なぜ数ある習い事の中でも、パン作りが60代・70代の方に最適だと思うのか。
理由は3つあります。
1. 手を動かすことで脳も体も活性化する
パン作りは段取りが大切なんです。「発酵を待っている間にトッピングの材料を準備しておこう」など考えることがたくさん。また、手先を使うことで脳も刺激されますし、適度に体を動かすことで健康維持にもつながります。
2. 完成したパンを家族や友人に振る舞う喜び
自分で作ったパンを、大切な人に「美味しい!」って言ってもらえる。この喜びは何にも代えがたいものです。人との繋がりを感じられる瞬間でもあります。
家族との新しいコミュニケーションツールになったと喜んでいただいています。
3. 少人数制で会話を楽しみながら学べる環境
大人数のクラスだと、なかなか質問もしづらいですよね。でも少人数制なら、分からないことも気軽に聞けますし、何よりも他の生徒様とも仲良くなりやすいんです。

【まとめ】60代・70代からの習い事—パン作りで人生をもっと豊かに
「もう遅い」なんてことはない
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
最後にお伝えしたいのは、「もう遅い」なんてことは絶対にないということです。
年齢は関係ありません。始めたいと思った時が、あなたにとってのベストタイミングなんです。
冒頭でご紹介した生徒様のように、「若々しくいたい」「元気に動いている自分でいたい」と思う気持ちがあれば、それが何よりの原動力になります。
60代でも、70代でも、80代でも。
新しいことに挑戦する勇気を持った人は、本当にキラキラ輝いています。
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