こんにちは!元自衛官で、現在はパン教室を主宰しているひとちゃんです。
自衛官として20年以上働いてきた私が、なぜ安定した公務員生活を捨てて起業の道を選んだのか。家族はどんな反応をしたのか。そして、趣味だったパン作りを仕事にしようと決めた理由について、今日は赤裸々にお話しします。
もしあなたが今、公務員として働きながら「本当にこのままでいいのかな?」と悩んでいるなら、この記事はきっと参考になるはずです。
この記事を読めば分かること:
- 自衛官20年のキャリアを手放した理由
- 公務員の安定を捨てる不安との向き合い方
- 趣味を仕事にする決断をした経緯
- 家族の意外な反応と子供たちの本音
- パン教室開業を選んだ理由


老けたな〜^^;
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自己紹介
高校卒業してから23年勤めた、航空自衛隊を退職。2024年に自宅教室「こだわり酵母パン教室フリーゼ」をオープン。
“自分時間を大切に”“職場でも家でもない場所に居場所を作る”そんな教室作りをしています。ホームベーカリーで叶える“無理しない”パン生活で、ふんわり美味しいパンをいつでもそばに。『簡単に、でも本格的に!』をモットーに、生活にワクワクをお届けします!
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自衛官として20年│組織の中で見えてきたもの
誇りを持って働いた自衛官生活
自衛官として20年以上も働いていると、組織のいいところ、悪いところ、色々見えてきます。
私は自衛隊の仕事に誇りを持っていました。国を守るという使命感、仲間との絆、そして何より、この仕事が好きだったんです。キャリアも収入も右肩上がり。それなりに重要な仕事も任されるようになっていました。
でも、同時に感じていたこともありました。
「このままずっとこの働き方を続けるのかな」
「家族との時間、もっと大切にしたいな」
「10年後どうなっているんだろう」
公務員として働く人なら、一度は考えたことがあるんじゃないでしょうか。
退職を決意した理由とは
前回のブログでも詳しくお話ししましたが、退職を決めた理由は一つではありません。
前回の記事はこちらから→「転勤族 家族の悩みが40代女性を動かした|20年のキャリアを手放した自衛官ママの決断」
仕事のやりがいと、家族との時間。キャリアの充実と、自分らしい生き方。これらのバランスを考えた時、私にとっての答えは「退職」だったんです。
では、退職後は何をしようか───。
ここからが、私の新しい人生の始まりでした。
自衛官退職後の選択肢│なぜパン教室だったのか
退職後のキャリアを考える
退職を決めた後、真剣に考えました。
「家族を養える仕事じゃなきゃいけない!」
「でも、せっかくなのでエネルギーを捧げられる仕事がいい!」
この2つの条件を満たす仕事って、何だろう?
色々考えた結果、私が出した答えは───
「パンを仕事にしよう!」
なんとも安易ですよね^^;
でも、私にはパンを選ぶ理由がちゃんとあったんです。

パン屋ではなくパン教室を選んだ理由
最初は「パン屋さんで働こうかな」「パンの販売をしようかな」と考えていました。
でも、よくよく調べてみると、パンの販売系って早朝から夕方までの仕事になるんですよね。しかも、相当な量を製造しないと利益につながらない。体力勝負の世界です。
子育て世代の私にはちょっと無理かも…と思いました。
そんなこんなで考えた結果、ひらめいたんです。
「そうだ!パン教室の先生になろう!」
パン教室なら、自分のペースで働ける。生徒さん一人ひとりと向き合える。そして何より、パンの魅力を伝えることができる。
これだ!と思いました。
パン教室との出会いが私の人生を変えた【10年前の体験】
無趣味だった私の日常
実は、10年前にパン教室に通った経験があるんです。
当時の私は、まさに「無趣味の極み」でした^^;
毎日、仕事、家事、育児に追われて、行く場所といえば職場・保育園・公園・スーパー。これが当たり前の生活で、「子供のために〜!」って一生懸命になっていました。
そんな生活が何年か過ぎた時、子供が5歳くらいの時のこと。
「お母さんってストレス発散どうしてるの?」
娘にこう聞かれて、ハッとしたんです。ってか5歳児の口からこんなこと聞かれるなんて^^;なんとも情けない。
「そういえば…なんもないね」
この時、私は気づきました。「私、自分のために時間を使うこと考えてなかった」「自分がときめくようなこと何もないな」って。

子連れOKのパン教室で救われた経験
なんだか、このままじゃいけないという衝動に駆られました。
色々調べていたら、近くにパン教室があることを知ったんです。しかも子連れOKだったため、早速行ってみることにしました。
そのパン教室は、古民家を改装したとってもおしゃれな空間。
普段、金属の音や匂いの中で仕事をしている私にとって、めちゃくちゃ新鮮で非日常の世界でした。木のぬくもり、窓から差し込む柔らかい光、パン生地の優しい感触───。
そして何より、自分でパンが焼けた感動!

車内を包む香ばしい香りと子供の笑顔
帰りの車の中が、パンの香ばしい香りに包まれて、車内が特別な空間になりました。
「お母さん、すごい!いい匂い〜!」
子供も大喜び!あの時の笑顔は、今でも忘れられません。
ついに「母の味」ができた喜び
しかも、手作りパンが私の得意料理になったんです^^
実は、いつも家族からは「うちって母の味ないよね」と言われていました。料理はできるけど、「これぞうちの味!」っていう決め手がなかったんですよね。
でも、ここにきてついに母の味ができたのです!
「お母さんのパン、また作って!」
「お友達にも自慢したい!」
子供たちがこんな風に言ってくれるようになりました。
パン教室が私の生活をこんなにも変えてくれるなんて、思ってもみなかったんですよ。

公務員を辞めてパン教室開業を決意│心の居場所を作りたい
自衛官退職後のビジョン
パン教室に救われた経験があったからこそ、私は思ったんです。
「自衛隊をやめたら、家でも職場でもないところに心の居場所ができるような場所を作りたい」
仕事と家庭の往復だけじゃない、自分らしくいられる場所。
ときめきを感じられる時間。
「私」に戻れる空間。
そんな場所を、今度は私が提供する側になりたい。
過去の私と同じように、毎日頑張っているママたちの心の居場所を作りたい。そう強く思ったんです。
だから、パン教室を開こうと決めました。

趣味を仕事にする不安│家族の意外な反応
公務員の安定を捨てるリスク
とはいえ、不安がなかったわけではありません。
「趣味を活かした仕事なんて上手くいくのか?!」
正直、すごく心配でした。
20年以上、誇りを持って、好きで続けてきた自衛隊の仕事。それなりにキャリアも収入も上がってきていて、それをここで捨てるというのは、もったいないと言われると思ったんです。
しかも、収入も一時的に減ることになる。
成功する保証はない。
収入の問題が1番の不安要素でした。
公務員の特権である、安定した収入を捨てることは、とてもリスキーなことだと理解しています。
公務員あるある│村から飛び出す勇気
これ、公務員あるあるですよね。
やりたいこと、夢、理想、なりたい自分───これらがありながらも、公務員という村から飛び出していくのは、とっても勇気のいることです。勤続年数が長くなればなるほど。
- 果たして起業していいものか
- 年収はどれくらいになるのか
- 子供達の将来を保証してあげられるのか
開業準備をしながらも、常に不安がつきまとっていました。

家族が大賛成してくれた理由
そんな心配をよそに、家族は大賛成。
これは意外な反応でした。
「お母さんが家にいる方がいい!」
子供たちがこう言ってくれたんです。
ここにも安易な考えの子たちが^^; 血筋でしょうか(笑)
でも、この言葉がどれだけ嬉しかったか。そして、どれだけ私の背中を押してくれたか。
自衛官として働くママの葛藤│仕事で家族を犠牲にした過去
25歳で出産│仕事がノリに乗っていた時期
これまでも、仕事で家族を犠牲にすることがあったと思います。
特に、1番上の子は25歳の時に産んだ子で、仕事もノリに乗っていた頃。色々任され始めて、忙しくしていた時期の子供なんです。
保育園は、朝1番の登園から夜1番最後のお迎え。
先生と2人で遊んで待っているんです。
涙が出た保育園でのお迎え
お迎えに行くと、他の子はもうみんな帰っていて、娘が先生と2人きりで遊んでいる。
「お母さん、先生と遊んでたの〜♪」
笑顔で言ってくれるけど、その笑顔を見て涙が出たこともありました。
働くママなら、一度は経験したことがある光景かもしれません。
だから、「お母さんを応援する」「お母さんが家にいる方がいい」なんて言われたら、嬉しくなっちゃいますよね。そして、やる気が湧いてきました。
公務員から起業へ│不安を乗り越えるマインドセット
収入の不安をどう乗り越えたか
それでも、やっぱり収入の不安はありました。
- 年収はどれくらいになるのか
- 子供達の将来を保証できるのか
- 本当にやっていけるのか
開業準備中も、常にこの不安がつきまとっていました。
自分に言い聞かせた3つのこと
でも、私はこう自分に言い聞かせて、不安を振り払っていました。
「子供たちのそばにもいられて収入も今と変わらないくらい稼げれば、みんなハッピーじゃん!」
「この働き方は、世の働くママたちの希望にもなる」
「私にとっても家族にとっても、そして生徒様にとっても希望となる教室が開校できる」
そう自分に言い聞かせて、いつも不安を振り払っていました。
ポジティブな未来像を描くこと。理想の働き方を言語化すること。これが、不安を乗り越える力になったんです。
自衛官退職からパン教室開業まで│次のステップ
友達や職場へのカミングアウト
私にとっても家族にとっても、そして生徒様にとっても希望となる教室が開校できればと思い、準備に取り掛かりました。
でも、まだ大きな壁がありました。
それは、友達や職場の上司、先輩に退職のカミングアウトをすること。
- みんなはどんな反応をするんだろう
- 引き止められるかな
- 応援してもらえるかな
次回のブログでは、友達や職場へのカミングアウトについて、リアルな反応をお話しします。

まとめ│自衛官退職は終わりじゃなく、新しい人生の始まり
安定を捨てる勇気が未来を変える
自衛官として20年以上働いた私が、退職してパン教室を開業する───。
周りから見たら、無謀な挑戦だったかもしれません。
でも、私にとっては「終わり」ではなく「始まり」でした。
公務員の安定という殻を破る決断。
家族の理解と支え。
趣味を仕事にする喜び。
これらすべてが、今の私を作っています。
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最後まで読んでくださって、ありがとうございました!
また次回のブログでお会い
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