秋になるとパンが恋しくなるのはなぜ?焼き芋で作る絶品パンもご紹介

秋の食材

9月に入り本格的な秋の訪れ・・・とはいかないくらい毎日猛暑が続いていますね^^;

こう暑いとなかなか食欲が湧かないかもしれませんが、スーパーなどでは、秋の旬のものが出始めています昨日は、スーパーでさつまいもの特売をしていましたよ!

そうそう、秋は「食欲の秋」と言いますね。

実は夏場は暑くてパン屋さんでも「夏はパンが売れない」と言うんです。なので、9月以降はようやくパンが売れ始める時期。みなさん食欲が戻ってきて、パンも恋しくなってくるんですね。

「あ〜、パン食べたいな」って思うこと、ありませんか?

実は、秋に入り涼しくなってくるとパンが恋しくなるのには、ちゃんとした理由があるんです。今日はその秘密と、パン講師が秋になると作るさつまいもパンの作り方をお教えしますね。


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Evoto

高校卒業してから23年勤めた、航空自衛隊を41歳で退職。2024年に自宅教室「こだわり酵母パン教室フリーゼ」をオープン。

“自分時間を大切に”“職場でも家でもない場所に居場所を作る”そんな教室作りをしています。

ホームベーカリーで叶える“無理しない”パン生活で、ふんわり美味しいパンをいつでもそばに。

『簡単に、でも本格的に!』をモットーに、生活にワクワクをお届けします!

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なぜ夏はパンが売れないの?パン屋さんの現実

イタリアのパン屋

パン屋さんに聞くと、夏場は本当にパンが売れなくて困るとよく言われます。

これにはちゃんと理由があって、暑い時期は体が「涼しくしよう!」と一生懸命働いているので、あまりお腹がすかないんです。特に炭水化物のような、体を温めるエネルギーは欲しがらないんですね。

でも最近は、スーパーでも秋の食材が並び始めました。さつまいもの特売なんて見ると、「あ、もうそんな季節か」って思いませんか?

私たちの体って、季節の変化をちゃんと感じ取っているんですそして秋になると、自然と「パンが恋しいな」という気持ちが湧いてくる。これって、本当に不思議で面白いことですよね。


秋にパンが恋しくなる4つの理由

実は、秋にパンが恋しくなるのには、科学的にちゃんとした理由があるんです。4つのポイントで説明しますね。

①涼しくなると体がエネルギーを欲しがる

オーブンとパン

夏の暑い時期は、体が「涼しくしよう!」と頑張っていて、あまりお腹がすかないこともありますよね。

でも秋になると気温が下がり、体は「寒さに負けないようにエネルギーをためよう!」とするんです。その結果、自然とご飯やパンなどの炭水化物(エネルギー源)を欲しくなるんですね。

これって、私たちの体に備わった素晴らしい機能なんですよ。体が勝手に「今の季節にはこれが必要!」って教えてくれているんです。

②日照時間が短くなってセロトニン不足

夏

秋は日が短くなりますよね。実はこれが、パンが恋しくなる大きな理由の一つなんです。

太陽の光を浴びる時間が少なくなると、脳の中のセロトニン(幸せホルモン)が減ってしまいます

セロトニンが減ると、ちょっと気分が落ち込みやすくなるのですが、体は自然とパンやご飯などの炭水化物を食べることでセロトニンを増やそうとするんです。だから「パン食べたいな〜」という気持ちが出てくるんですね。

人間の体って本当に賢いですよね!足りないものを補うために、自然と欲しがるものを教えてくれるんですから。

③秋の食材の香りが脳を刺激

秋は小麦やさつまいも、かぼちゃ、栗などが旬ですよね。

こうした食材を使ったパンは焼けると甘い香りがして食欲を刺激します。科学的には「嗅覚(きゅうかく)」が脳を刺激して、ドーパミン(やる気ホルモン)が出るからなんです。

パン屋さんの前を通ると、ついつい足が止まってしまうのも、この香りの力なんですよ。特に秋の食材を使ったパンの香りは、私たちの本能的な食欲を呼び起こすんです。

④人間の本能的な冬支度

冬

これは面白い話なのですが、昔の人間は、食べ物が少ない冬にそなえて秋にしっかり食べて体にためる習性がありました

その名残で、今も私たちの体は「秋=食欲の季節」というスイッチが入るんです。現代は一年中食べ物に困ることはありませんが、体に刻まれた本能は残っているんですね。

だから秋になると、無意識に「しっかり食べなきゃ」という気持ちになるんです。これも自然な反応なんですよ。

パン教室が教える!秋におすすめのさつまいもパン作り

私の教室でも、秋はブドウやいちじく、胡桃などを使ったパンを季節のパンとして作りますが、その中でもさつまいもは特に使いやすい食材だと思います。

ネッチョリ系さつまいもの選び方と品種

焼き芋

さつまいもは、レンジで温めたり焼き芋になったもので、ネッチョリ系のさつまいもがパンには使いやすいです。

焼き芋にしたときにねっとり(ネッチョリ系)の食感になるのは、いわゆる高糖度系のさつまいもで、代表的な品種は以下のようなものです👇

安納芋(あんのういも)

種子島特産で、強い甘みとねっとりした食感で有名。焼き芋にすると蜜がしたたるほど甘くなります。

紅はるか(べにはるか)

甘みが非常に強く、しっとり〜ねっとり系の代表格。近年、スーパーや焼き芋屋さんでも一番多い人気品種ですね。

シルクスイート

しっとりなめらかな舌触り。焼き芋にするとクリーミーで上品な甘みが出ます。

どの品種も、そのまま使っても十分甘みがあり存在感が出るのが嬉しいポイントです。

簡単!焼き芋を使ったパンフィリングの作り方

ネッチョリ系のさつまいもを焼き芋または蒸して柔らかくしたものを、スプーンでこそげ取ります

このこそげ取った焼き芋を、食パン生地や菓子パン生地にとって薄く塗って巻いたり、トッピングしたりとフィリングとして使用します。

食パン生地への巻き込み方法

食パン生地を薄く伸ばして、焼き芋を均等に塗り広げてから巻くだけ。とっても簡単なんです。

巻くときのコツは、きつく巻きすぎないこと。ふんわり巻くことで、焼き上がりも美しくなりますよ。

菓子パン生地でのアレンジテクニック

菓子パン生地なら、成形のバリエーションがたくさん楽しめます

  • 渦巻き状に巻く
  • 包み込んで丸パンに
  • 編み込みパンにアレンジ

どの形にしても、さつまいもの自然な甘みが生きて、とても美味しく仕上がります

失敗しないコツ

さつまいもパンを作るときの一番のコツは、さつまいもは特に味付けなどする必要がないこと

そのまま使っても十分甘みがあり存在感が出ます余計な調味料は使わずに、さつまいも本来の美味しさを楽しんでくださいね。


まとめ:秋のパン欲求は自然な体の反応

つまり、秋にパンが恋しくなるのは――

涼しくなってエネルギーを欲しがる
日照不足でセロトニンが減る → 炭水化物で補いたい
焼きたてのパンの香りが脳を刺激
本能的に冬にそなえようとする

という科学と本能が合わさった結果なんです🍞✨

「最近パンばかり食べちゃって」なんて罪悪感を感じる必要はありませんよ。これは然な体の反応なんですから。

むしろ、せっかくなら体が欲している時期に、美味しくて体に優しいパンを楽しみませんか?

今回ご紹介したさつまいもパンなら、自然な甘みで満足感も得られますし、食物繊維も豊富で体にも優しいんです。

ぜひ、秋の旬の食材を使ったパン作り、楽しんでみてください^^♪


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