一次発酵 失敗後の成形、焼成

パン

 先日、一次発酵に時間をかけすぎて過発酵(発酵させすぎ)になってしまったというお話をしました。

過発酵になった生地は、丸め直してもダラダラと広がってしまい、形を保ってくれません。

そうなると、成形ができない。

成形ができないということは、ふわふわなパンが焼けないという事になります。

ここで少し成形の目的についてお話しします。

【成形の目的】

⑴作りたいパンの形を整える

⑵気泡を均等にして、焼成時にパンが綺麗に膨らんでいく

⑶最終発酵や焼成時、膨らんでいく際に生地が耐えられるよう、力をつけてあげる

この目的を見ていただければおわかりの通り、成形が出来ないような生地は、見た目も味も食感も悪いパンになるということは一目瞭然だと思います。

次に、二次発酵から焼成までですが、過発酵&成形ができない生地なので、二次発酵をしたところで膨らまないんです。

ですので、試しに食パン型に生地を入れて発酵させてみたのですが、案の定、全く膨らみませんでした。

1時間ほど経った頃に、焼いてみましたが、とんでもないものが出来上がりました!!

もはやパンとは言えないものが・・・。それがこれ・・・。

カンパーニュに関しては、二次発酵はせず広がった生地のまま、オーブントースターで250℃、25分程焼いてみました。

これも全く膨らまず、酸味の強い生焼けのようなパンが出来上がりました。

二次発酵が出来ないということは、火通りの悪い詰まった焼き上がりになります。

悲しすぎる写真たち・・・

悲しすぎるので、ちゃんと焼けた時の写真を載せておきます!

今回は失敗作をご紹介しました。

教室の先生だって、失敗を繰り返して美味しいパンに辿り着いてるんですよ😊

失敗する事で、わかることがたくさんあります!

生徒様が失敗しないよう、経験値を持ってアドバイスする事ができます。

トライアンドエラー!

これって、パンの世界だけじゃないですが、成長につながるなぁとつくづく思います。

本日も読んでくださって、ありがとうございました♪

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